文化 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 1969年5月13日の謎(2) 私は、この文中で討論会と書くときは”討論会”と引用符を付けて書いてきました。その理由は、これは討論会ではないからです。 討論会とは、互いが対等の知性を持っているときに成立するものであり、既に、世界的なレベルでその知的才能が評価... 2020.03.31 文化映画石原志乃武
文化 映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 1969年5月13日の謎(1) 映画とテレビやパソコン画面の大きな違いは、見る者に与える情報量の多さの違いです。 この映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の内容の大半は、三島由紀夫に多少なりとも関心を持っている人間ならば、既知のものでしょう。 しか... 2020.03.23 文化映画石原志乃武
小説 三島由紀夫のSF小説『美しい星』、映画になったカルト的名作 令和2年3月で第8回を迎える「三島由紀夫読詠会」ですが、今回取り上げるのは、少し前に映画化されたSF小説『美しい星』です。 「あの三島がSF小説?」とお思いになられる方もいらっしゃることでしょう。 実際、日本では宇宙人だの空飛ぶ... 2020.03.17 小説文化石原志乃武
小説 三島由紀夫『潮騒』朗読会 「平岡公威の純情」を詠む 今回、第7回を迎える「三島由紀夫読詠会」は、『潮騒』を採り上げます。この『潮騒』という作品ですが、何度も映画化されており、実際に目にした三島作品ということでは、おそらく最も多くの方が接したものではないでしょうか。 しかし、これだけ有名... 2020.01.16 小説文化石原志乃武
小説 福岡憂国忌に100名参列 演劇家の中島淳一氏が『金閣寺』を翻案し熱演 令和元年11月23日、晴れ渡る蒼穹の下、第49回福岡憂国忌は厳粛に執り行われた。約100名が参列した。 今回の福岡憂国忌では、新しい試みとして奉納劇を企画し、地元で活躍される画家・演劇人の中島淳一氏に、三島由紀夫の長編『金閣寺』に材を... 2019.11.24 小説文化石原志乃武
拉致問題 救う会福岡代表が大野城市で拉致問題について講演「その命、見捨てますか?」 令和元年11月9日、福岡県大野城市東コミュニティセンターにおいて開かれた、「人権をまなぶ講座 第3回 北朝鮮拉致被害者とその家族の人権」(福岡県大野城市主催)において、救う会福岡代表の藤井守人氏が、「その命、見捨てますか?」の演題で、市民・... 2019.11.10 拉致問題石原志乃武
小説 灼熱の大理石の煌めきに圧倒される!中島淳一演劇『金色の炎』 ブラームスの管弦楽曲の傑作の一つに、「ハイドンの主題による変奏曲」というものがある。曲の主題をハイドンの曲から採り、これにブラームスが、自身の作曲技術の奥義を尽くし、主題に巧緻を極めた様々な彫琢を施していくものである。 聞き始めこそ、... 2019.10.23 小説文化石原志乃武
小説 三島由紀夫最後の短編『蘭陵王』は、もう一つの『仮面の告白』か 今年の3月に福岡在住の有志で始めた「三島由紀夫読詠会」(三島文学朗読会)。初めての試みゆえ、様々な可能性に挑戦できる面白さがあるが、裏を返せば、まだこれといった定型が出来ていない。 それは、これから参加していただける皆さんと一緒に、創... 2019.06.18 小説文化石原志乃武
小説 福岡市で三島由紀夫作品の朗読会 小説を「劇的」に読んで味わう 毎年11月23日に筥崎宮(福岡市東区)で三島由紀夫・森田必勝を追悼する慰霊祭「福岡憂国忌」を主催している福岡黎明社(黒田光弘代表)は、西暦2020年の没後50周年に向けて「義挙50周年プロジェクト」を開始すると発表した。 その一環とし... 2019.03.22 小説文化石原志乃武
拉致問題 教育者が訴える「拉致被害者を実力で救い、時計の針を進めよう」 桜の花咲くころを迎え、もうすぐ新しい年度を迎えようとしています。皆が入学や入社新しい年度、そして新しい御代への期待を胸に日々を過ごしている中、時の流れが止まっている場所があります。 平成どころか昭和から時の流れが止まっている同胞がいま... 2019.03.17 拉致問題政治教育石原志乃武社会
小説 声に出せばわかる三島由紀夫「檄」 具体的にどう詠むか(3) いよいよ最後の急の部(第七~最終段落)である。 最大の音声で阿修羅の如く、鬼神も避ける勢いで詠まねばならないが、私は、ここで一つ大きな変更を檄文に試みている。それは、前述した如く、現行の第八段落と第九段落を一つの段落と見なした... 2018.11.19 小説政治文化石原志乃武社会
小説 声に出せばわかる三島由紀夫「檄」 具体的にどう詠むか(2) さて、これからは各論ということになる。 まずは、序の部分、第一~三段落であるが、一番注意することは、急がないということである。 特に、第二段落は、既に核心的なことが語られており、またその内容が、余りにも正鵠を射ていること... 2018.11.15 小説政治文化石原志乃武社会
小説 声に出せばわかる三島由紀夫「檄」 具体的にどう詠むか(1) 今年の福岡憂国忌にて実際に檄文を奉読するにあたり、私はどう詠むべきであろうか。 実践躬行、行動こそが男の言葉である。そして、自らの言葉を自らが裏切れば、それは生きながらの死であろう。私が檄文について語った言葉が、檄文奉読に直結しなけれ... 2018.11.07 小説政治文化石原志乃武社会
小説 三島由紀夫の檄文を「詠む」 そこに隠された三島の思いとは(3) 檄文の内容は、大きく三つに分けられる。それは、 (1)行動原理の表明(現行第一~三段落) (2)現状認識の表明(現行第四~六段落) (3)決意行動の表明(現行第七~十段落) である。 つまり、我々はこういうものである。我々は現... 2018.11.01 小説政治文化石原志乃武社会
人生観 三島由紀夫の檄文を「詠む」 そこに隠された三島の思いとは(2) 現在、三島由紀夫全集に掲載されている檄文は、全十段落で構成されているが、その中の第九段落「沖縄返還とは何か。~」の部分が、それ以外のものと比べ、非常に短いことに、私は以前から違和感を覚えていた。 この段落は、内容的には前段と地続きのよ... 2018.10.25 人生観小説政治文化歴史生活石原志乃武社会