本誌編集主幹の「新型コロナ」に関するツイート15,000字まとめ(前編)

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令和2年1月21日から2月25日まで、私(本山貴春)が「新型コロナウイルス感染症」に関してTwitterに投稿した「つぶやき」は合計で15,000字に及んだ。また、本件についてはランダムヨーコさんのYoutube生放送番組「未来解説」でも都度解説している。

以下にその全てを時系列でまとめ、転載する。(リツイートを除く)

1月21日(新型コロナに関する最初の投稿)

感染症を理由にして国賓中止しようぜ。

1月22日(外務省が初めて中国武漢への渡航注意を発表)

(外務省の中国渡航に関する「危険情報」発表を受けて)習近平国賓招聘反対!

1月23日「外国人観光客の多い場所には近づかず、自衛を」

2020年の春節は1月24日〜30日の7連休。この間、中国国内で約30億人が移動し、4億5000万人が旅行に出かけ、内700万人超が海外旅行に行くと予想されている。中国周辺国への海外旅行では、日本が人気トップ。

中国人観光客のインバウンドをあてにしている事業者にとって「新型肺炎」は脅威だろう。一時的に売上は落ち込むことになる。しかし外国人をターゲットにしたビジネスはそういうもので、感染症以外にもチャイナリスクはもともとある。諦めて欲しい。

感染症というものは正しく対応すれば拡大を防ぐことはできる。しかし経済的リスクを恐るあまり対応を先延ばしにすれば、すぐに深刻化する。交通機関の発達により人の移動は容易になった。国家機関が危機管理能力を持たないならば、われわれは自衛するしかない

今回の中国発「新型肺炎」は2009年に大流行した新型インフルエンザよりも深刻かも知れない。あの時は騒動の割には被害者数は少なかった。今回は情報管制の厳しい中国発というところが極めて不安。冗談じゃなく、習近平の国賓来日は困難になるかも。

2009年の新型インフル騒動では、日本国内でもマスクが品薄になった。今回も同じことが起こるかも。とにかく無駄に買い占めるのだけは止めて欲しい。できるだけ人混みは避け、風邪の症状が出たらすぐ病院へ。無理に出勤・登校することはバイオテロです。海外旅行もしばらく控えよう。

福岡にも中国人観光客は大勢やってくる。日本政府の動きが鈍い以上、民間の受け入れ態勢も考えた方が良いだろう。商売優先で感染したのでは元も子もない。とりあえず、外国人観光客の多い場所には近づかないようにしよう。潜伏期間があるので、入管など水際で止めることは無理

飛沫感染に関しては、マスクで「うつされないように」する機能はなくて、感染者が「他人にうつさないように」使用するのが主目的。つまり自衛・予防のためには「人混みに行かない」「こまめにうがい手洗い」「口の中が乾燥しないように水分補給」などが大事。

ウイルスは変異することがある。パニックになる必要はないし、余計なパニックは防ぎたい。油断は禁物だし、為政者や経営者は最悪の事態を想定して対処すべきだろう。

1月24日「春節開始、中国人の日本入国は停止すべき」

いまこのタイミングで中国人の入国や、中国人観光客の入店を断るのは差別でも風評でもないよ。自衛のためにやむを得ない最低限の手段だよ。

武漢発の新型肺炎について、感染力を過小評価するのは早計。突然変異も含め、最悪の事態を想定して対処すべき。春節期間中の中国人の日本入国は停止すべきだろう。

春節、今日からだった。福岡市内でもマスクをした中国人観光客が散見された。

1月25日「武漢への渡航歴があれば入国禁止すべき」

現在の国内発症者は全員中国人。3例目は18日に入国→21日発症→23日受診→25日感染認定というタイムラグ。日本国民に感染するのも時間の問題か。

暫く、お見舞い禁止!日本国内でも徹底しよう。病院は危険。

新型肺炎の怖いところは「ワクチンがない」ということ。致死率については突然変異などで変わる可能性があるので油断できない。高齢者や病人は当然、重症化する可能性が高まる。とにかく感染を広げないことが第一。政府が頼りにならない以上、国民レベルで自衛しよう。

新型肺炎対策としては、とにかく人混みに行かないこと。週末は引き篭もった方が良い。平日もラッシュ時間の移動は避けること。こまめにうがい手洗いすること。まめに洗濯して清潔にすること。屋内は頻繁に換気すること。

もし職場や学校で新型肺炎の感染者が出た場合、すぐに閉鎖して全員自宅待機させねばならない。経営者や管理責任者はそういう事態を想定して準備すべき。

新型肺炎に関して日本政府の「水際対策」は全く無意味。少なくとも「武漢への渡航歴があれば入国禁止」くらいの方針を出さないと、日本の空港に着陸した時点で感染が広がる。こういう時に親中も反中もないのだが、、、

1月27日「この先1ヶ月は行動範囲を制限して自衛を」

今回の武漢肺炎をめぐる日本政府の対応をみて「日本政府が日本国民の命を守らないことを初めて知った」というコメントが散見されるが、少なくとも北朝鮮拉致被害者救出運動に関わったことのある人間はみんな知ってた。やっぱりな、としか思わない。

日本政府は民間機をチャーターして武漢にいる邦人を「救出」するらしいけど、どうして同じことを北朝鮮にいる日本人にはできないのか論理的に説明して欲しい。北朝鮮でパンデミックが起こればやるのか?

日本のエスタブリッシュメントは日本国民が永遠に大人しくて反逆しない集団と思わない方が良い。今回の新型肺炎に対する対策や言動(与野党問わず)を見ていれば、これだけでも政府(=戦後体制)を打倒すべき充分かつ正当な理由になり得るよ。

武漢肺炎をめぐる現況のまま「桜の咲く頃」に習近平が国賓として来日するというのは最悪のパターンなんだけど、夏の東京五輪すら危ぶむ声がある中でこれを強行すれば、もはや日本国が共産中国の属国になったとしか言いようのない事態に陥ったことになる。

「それでも閣僚や官僚は一生懸命やっている」という人がいるけど、そんなの当たり前であって、問題は危機対応能力で、「決断できない政治」が戦後ずっと続いている。空気を読むという妙な呪縛によって情況を悪化させていく。あらゆる分野でそれが状態化しているのだ。

幕末の志士は「このまま日本の政治を幕府に任せていたら日本が滅ぶ」と本気で危機感を抱いたからこそ倒幕=新政府樹立に向かったわけだけど、現代の日本人はもう一度同じことをやらねばならないほど追い詰められつつあると認識した方が良い。

いま僕がみんなに言えることは、「新型肺炎に感染しないように自衛せよ」ということだけ。こんなことで死ぬな。通勤通学に際しては人混みを避けよ。ラッシュの電車やバスに乗るな。レジャー施設や観光地にも行くな。この先1ヶ月は行動範囲を制限すべし

▽生放送 どうなる新型肺炎!? 

1月28日「日本で死者が出ても誰も責任をとらない」

僕は、はっきり言って中国人も中国文化も好きだ。差別意識はない。しかし武漢肺炎を巡る対応は全く別問題だ。いまからでも遅くないから、中国人の入国は禁止すべき。あくまで一時的措置なんだから。

日本政府には日本国民の生命財産を守る義務がある。イデオロギーは関係ない。ただ義務を果たして欲しい。政府の無策で国民を死なせるな。悲しいだろ!

観光地のある自治体はもっと毅然たる対応をすべき。死人が出て責任取れるのか?

武漢肺炎を生物兵器とか憶測を言ってなんか意味あるの?収束してからゆっくり検証すれば?陰謀論と同じ。いまそこにある危機に対応しようぜ。

春節の大型連休は30日まで。この間の感染拡大リスクは極めて高い。ワクチンはまだない。日本政府には合理的判断を求めたいが、無理だろう。ダメ政府め。死者が出ても誰も責任とらないだろう。

1月29日「この3日間だけでもいいので自宅待機・休校を」

企業は最大限、自宅勤務にすべし。学校は休校すべし。3日間だけでもいい。それだけでも、かなりの感染拡大を防げる。パンデミックが起きてからでは遅い!

高密度都市、異常な通勤ラッシュのリスクが顕在化した。現代社会は感染症に弱い。人間は適度に分散した方がよいのだ。

ウイルスは宿主を選ばない。全人類にとって他人事ではない。正しく恐れよ!

日本政府ってなんでこんなに頭悪いのかな?こんなこと子供でも言えるよね。中国人観光客の行動を制限すべきだろう。

日本の自治体が中国にマスクとか防護服を送って美談みたいになってるけど、そんな余裕あるの???すぐに日本国内でも足りなくなるのでは?

一般論としてウイルスは兵器に適さない。攻撃者にも感染するし、ワクチンがあっても突然変異すれば役に立たないからだ。

なんか左翼界隈の反安倍運動ってピントがズレててゲスいんだよな。本当は安倍政権支持してるんじゃないの?感染症対策は政権叩く好機では?

いまのところ日本国内の新型肺炎感染者は武漢由来であることが明白なので、年末以降に武漢から来た人は即刻隔離し、中国国内は蔓延している可能性があるので中国からの入国を即刻制限すべき。国籍は関係ない。

(政府チャーター機で武漢からの帰国者「隔離せず」、という報道を受けて)隔離しようよ。隔離に同意した人だけ帰国させたら良いだけだろ。日本政府、バカだな。法律を言い訳にして仕事しない連中

(チャーター機の乗客数名に発熱や咳の症状がみられる、という報道を受けて)症状が出てなくても感染している可能性は高いのに、症状が出ているという、、、

(武漢から帰国したチャーター便搭乗者の記者会見について)感染していないと確定させた上で記者会見してるのかな?

武漢肺炎について未確認情報をもとにイタズラに危機感を煽るのも良くないが、日本政府や自治体の対応があまりにも酷い。正直、もう手遅れな域に達している。警鐘を鳴らす側は、悪い予測が外れることを祈っているんだよ。

(厚労省へ「バスのルート公表を」松井大阪市長の発言を受けて)自治体は住民を守るためにガンガン中央政府を突き上げるべき。

1月30日「訪日中国人だけを封じ込めても手遅れ」

僕も行動範囲は広い方だと思うし(東京とか大阪とかよく行く)、イベント主催者側として運営に携わることが多いので、武漢肺炎がこれ以上拡大しないことを熱望している。しかし政府があまりに無策(どころか逆行)だと、少なくとも今年前半のことは考えざるを得ない。すごく困る。

自分が感染して移動したり、主催イベントで感染拡大したりして重篤患者が出る可能性を考えると、それが仮に1人だけだったとしても人の命は取り返しがつかないものであるので、慎重にならざるを得ない。政治家には人の命の重さを考えて欲しい。お願いだから。

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中国人観光客のビザを延長するくらいの柔軟性(?)はあるのに、入国停止や強制隔離の「法的根拠がない」ってどういう理屈なんだろうか。日本人を痛めつける方向には柔軟で、守る方向には杓子定規なの?確信犯的売国なのか、単に知恵が無いのか、、、わからん。

春節大型連休で中国人観光客は自由に日本国内を移動したので、今後は訪日中国人だけを封じ込めても「手遅れ」の段階に入った。「大袈裟だ」「差別するな」などと言って政府の無策を肯定してきた連中は責任取れるの?あとは死者が少ないことを祈るしかないのか、、、

「危機管理」というのは政府の持つ役割の中でも最上級のもの。強制力を持つ中央政府だからこそ、いざというときには果断に対処せねばならない。それができないのは現行憲法の弊害であるし、憲法を「言い訳」にして無責任政治を当たり前にしてきた戦後体制の帰結

「花見」「IR賄賂」などのスキャンダルを野党が優先的に扱うのは、そのほうが「大衆受けが良い」という計算に基づくのだろう。しかしそれでも国家の一大事にあたっては「大衆受けが悪い」問題でも積極追求するのが公党たるものではないのか。

頼むから与党も野党も国民を安心させる方法を考えて議論して欲しい。口先だけでなんだかんだ言われても、国民の不安は払拭できないんだよ。国内で武漢肺炎の死者が1人でも出た時点で、政府の失策であり、野党側も責任を免れないよ。

法律が追いついてないなら緊急立法その他で対応すべき。死者が出てからでは遅い。

安倍政権の長所って災害対応くらいしか無かったのに、今回の武漢肺炎への対応は東日本大震災のときの民主党政権と変わらないんじゃないか。歴史に残る劣悪政権だな。

武漢からの飛行機代を政府が請求した件について、請求してもしなくても批判される。はっきり言ってどうでもいい!

「人権があるから強制隔離できない」と言いながら、その結果死者が出たら、その人の人権はどうなるわけ?生存権は?

とにかく日本政府がダメダメだから、今日からは自治体、企業、学校単位で危機管理しないといけない。政府を信じるな!政府を頼るな!責任者は即決即断せよ!

中国共産党体制が武漢肺炎の拡大にどれだけ悪影響を与えたのかは、これから時間をかけて慎重に検証する必要がある。いま言えることは、中国政府の発表は信用できないということ。彼らの嘘を見越した対策が必要。

(検査受診を搭乗条件に チャーター機めぐり政府検討、という報道を受けて)検討はいいから決定して欲しい。即断即決しないと感染拡大は防げない。

武漢肺炎の影響でインバウンドが打撃を受けている。しかしそもそもインバウンドというのはそういうリスクのある産業だと折り込んでいる筈だ。いまは黙って耐えるしかない。

いまこそ消費税を含む諸税の一括大幅減税を求める。ご決断を!

チャイナリスクは属国を通じて増幅する。コリアリスクあるいはジャパンリスクへ。

1月31日「日本政府は初期対応に失敗か」

福岡市は交通の要衝でもある。福岡経由で感染拡大しないように対策が必要。中国人観光客に一律検査を呼びかけるくらいはできるのでは?

こういうときに国家のメンツを優先する中国共産党政権は、非人道的政権であると言わざるを得ない。

新型肺炎に対する安倍政権の初期対応が適切だったか否かは、あと一週間もすればわかる。僕は今のところは初期対応に失敗したと見ているが、杞憂に終わることを心から祈っている。

マスクが在庫切れだからって焦る必要はない。そのうち補給される。無駄に高いのを買ったら自分が損するだけではなく、悪意ある買占め屋を儲けさせることになる。普段から、咳やくしゃみが止まらない時は自宅で静養してくれ。

WHOの緊急事態宣言から日本外務省の「感染症危険情報引き上げ(レベル2)」を受けてのJTB中国向け全ツアー停止までが連動している。せめて外務省が春節前か春節期間中に警戒レベルを引き揚げていれば、国内の感染拡大を防げたのに、、とならないことを祈る。

既知の通り、武漢肺炎には2週間程度の潜伏(未発症)期間が見られる。春節期間中(1/24-30)に日本国内で感染拡大していた場合、あと1週間くらいで発症者が現れる可能性がある。この1週間は特に慎重な行動が必要だ。高齢者で持病のある人は人混みを避けた方が良い。

これまでの武漢肺炎感染者は、武漢由来のルートが明確だった。今後出てくる感染者はルート特定が困難になる可能性が高い。発症者が多いと検査も追いつかないような状況になるかも知れない。政府当局にはかなり難しい舵取りが迫られる。国民としては、焦らず、落ち着いて行動しよう。

さいわい、国内の武漢肺炎感染者(帰国者含む)に重篤患者は出ていないようだが、発症の有無にかかわらず感染者の大まかな年齢と持病の有無くらいは発表して良いのではないか。その際、感染者の個人情報が特定されないように留意するのは当然のことだ。

(後編に続く)

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本山貴春(もとやま・たかはる)独立社PR,LLC代表。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会事務局長。福岡市議選で日本初のネット選挙を敢行して話題になる。大手CATV、NPO、ITベンチャーなどを経て起業。近著『日本独立論:われらはいかにして戦うべきか?』(Amazon kindle)。

本山貴春

(もとやま・たかはる)選報日本編集主幹。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会事務局長。福岡大法学部卒(法学士)。CATV会社員を経て、平成23年に福岡市議選へ無所属で立候補するも落選(1,901票)。その際、日本初のネット選挙運動を展開して書類送検され、不起訴=無罪となった。平成29年、PR会社を起業設立。著作『日本独立論:われらはいかにして戦うべきか?』『恋闕のシンギュラリティ』『水戸黄門時空漫遊記』(いずれもAmazon kindle)。

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