国民民主・玉木代表「憲法9条で何を守るのかわからない」護憲派との共闘否定

安全保障
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令和5年9月19日、国民民主党の玉木雄一郎代表は定例記者会見で「(憲法)9条を守ることで何を守ろうとしているのかわからなくなっている」と述べた。立民などとの野党共闘を巡る質問に答えた。

玉木代表は、護憲派市民団体である市民連合(※)が立民・社民・共産などを交えた選挙協力を進めてきたことを踏まえ、「9条を守ることで、自衛権という最も強力な公権力行使が時の政権によって自由自在に伸び縮みすることを許容する状況を作っている。9条を守れというのが何を意味するのかわからなくなっている」と指摘した。

その上で、「われわれ(国民民主党)は、そのことを踏まえて憲法審査会で議論している。9条を守れというところにわれわれが与することはありえない。(護憲派と)国民の間にズレが生じている。われわれは多くの国民に寄り添う政党でありたい」と述べ、市民連合主導の野党共闘に参加する可能性を否定した。

※市民連合=安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合。平成27年に平和安全法制(安保法制)が国会で成立したことを受け、同法案に反対してきた5つの護憲派市民団体が、国政選挙での野党共闘を推進すべく結成した。令和3年の衆院選にあたっては立民・社民・日共・れ新と政策協定を締結したが、国民民主は参加しなかった。

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