衆院選/自民現職・安藤氏不出馬で京都6区大混戦か

6月22日、安藤裕衆議院議員(京都6区選出)が次の衆議院議員選挙に立候補しない意向と報じられた。筆者を含め地元の政界関係者には衝撃が走った。

安藤議員は相模鉄道、税理士を経て、平成24年の衆議院議員選挙にて比例復活で初当選。平成29年には小選挙区で当選。現在3期目である。

安藤議員は「女性問題」を全否定

地元紙は第一報で「地元トラブルを抱えていた模様」(洛タイ新報6月23日)と報じた。その後、時事通信や京都新聞が不出馬の理由を安藤議員の「女性問題」にあると報じるようになった。さらに24日付けのAERAdot.は、かなり具体的な安藤議員の「女性問題」を報じた。

これに対して26日、安藤議員はYouTubeに「AERAdot.の記事に対する反論」と題する動画を投稿。動画内で、安藤議員は「不倫関係は一切ない」「(AERAdot.が)なぜ、このようなウソの記事を書くのか、まったく理由がわかりません」と真っ向から反論した。

現在、6区の政界関係者の間では、さまざまな情報が交錯しており、事実関係は不明な部分が多い。先の動画で、安藤議員は不出馬の理由については「改めて説明する」と述べるにとどまっており、現在のところ、具体的な不出馬の理由については口を閉ざしている。

後継候補者の選考を急ぐ自民党

10月21日の任期満了を控え、自民党は、急ぎ後継候補者の選考に入る模様である。すでに現職議員の中では藤山裕紀子府議(43歳、宇治市・久御山町選出、3期目)や園崎弘道府議(41歳、城陽市選出、3期目)などの名前があげっている。

平成31年4月の京田辺市長選挙で惜敗し、浪人中の尾形賢元府議(40歳、26歳で初当選し3期務めた)を押す声もある。

京都6区は平成15年から山井和則衆議院議員が5回連続小選挙区で当選していた。前回は、山井議員は希望の党から立候補したこともあり、安藤議員に、わずか1639票差で競り負け、比例復活となったが、「山井王国」は健在である。

しかも、今回は山井氏が「共産党の支援を受けるのではないか」(6区内の地方議員)という見方もあり、「立共共闘」が実現する可能性も否定できない。

まったくの新人では、事前の政治活動をおこなう期間があまりにも短くなり、知名度不足のまま選挙戦となってしまう恐れがある。京都6区は、5市6町1村と広範囲に及んでいるため、先に名前があがった3名は、いずれも地元では知名度あっても、隣の市町村になれば、まったくの無名である。菅内閣の支持率も低飛行となっている。

そこで「京都府知事を4期16年務めた山田啓二氏だと山井氏と互角に戦える」(関係者)と期待する声がある。

山田啓二氏(67歳)は、知事退任後は、京都産業大学教授・学長補佐に就任している。知事退任前には、国政転身という話もあった。京都府内での知名度は圧倒的である。年齢的にも、まだまだやれる歳ではあるが、仮に出馬要請をしたとして、本人にやる気があるかどうかである。

議席獲得を虎視眈々と狙う維新

安藤議員の不出馬を好機と見て、攻勢に出ているのが日本維新の会新人の中嶋秀樹氏(50歳)である。

中嶋氏は、八幡市で燃料会社の役員や商工会の理事を務めている。安藤・山井の両議員と違い、八幡市に地盤がある。尚、筆者は、維新の党籍を有していないが中嶋氏の選対に入っている。

写真中央でマイクを握っているのが中嶋氏、右端が筆者

6区は大阪府とも隣接しており、大阪での改革実績を訴えやすい。平成24年の衆議院議員選挙では、公認候補であった清水鴻一郎氏(現在は、自民党に復党し、「府連顧問」に収まっている)が7万票近く獲得した実績もある。当時は、橋下人気があったが、そのときと同等の勢いが感じられる。

いずれにしても、安藤議員の脱落により、6区は自・立・維の3党による大混戦が予想され、どの公認候補が当選してもおかしくない状況となっている。

芦田祐介(あしだ・ゆうすけ) 昭和58年生まれ。京都府久御山町議会議員(1期目)。平成23年行政書士試験合格。平成31年4月初当選。


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