三島由紀夫

小説

三島由紀夫『午後の曳航』朗読会 三島由紀夫の国際性とは

昨年より始めた「三島由紀夫読詠会」ですが、3月で1周年を迎えました。今までにない新しい試みであり、いかなるものになるかと案じていたのですが、始めてみて本当に良かったと思っています。 詠み上げる三島由紀夫の文章の本当に美しいこと。目で読...
文化

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 1969年5月13日の謎(3)

三島由紀夫は決起の日として、11月25日を選びました。 その日は旧暦では10月27日、吉田松陰の処刑の日にあたりました。この自決に対し、作家の司馬遼太郎は直ちに「松陰の死とは別系統にある」と、まだ世間が「吉田松陰のような死に方だ」と言...
文化

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 1969年5月13日の謎(2)

私は、この文中で討論会と書くときは”討論会”と引用符を付けて書いてきました。その理由は、これは討論会ではないからです。 討論会とは、互いが対等の知性を持っているときに成立するものであり、既に、世界的なレベルでその知的才能が評価...
文化

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 1969年5月13日の謎(1)

映画とテレビやパソコン画面の大きな違いは、見る者に与える情報量の多さの違いです。 この映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』の内容の大半は、三島由紀夫に多少なりとも関心を持っている人間ならば、既知のものでしょう。 しか...
小説

三島由紀夫のSF小説『美しい星』、映画になったカルト的名作

令和2年3月で第8回を迎える「三島由紀夫読詠会」ですが、今回取り上げるのは、少し前に映画化されたSF小説『美しい星』です。 「あの三島がSF小説?」とお思いになられる方もいらっしゃることでしょう。 実際、日本では宇宙人だの空飛ぶ...
小説

三島由紀夫『潮騒』朗読会 「平岡公威の純情」を詠む

今回、第7回を迎える「三島由紀夫読詠会」は、『潮騒』を採り上げます。この『潮騒』という作品ですが、何度も映画化されており、実際に目にした三島作品ということでは、おそらく最も多くの方が接したものではないでしょうか。 しかし、これだけ有名...
小説

福岡市で三島由紀夫『金閣寺』朗読会 最高傑作を声に出して味わう

令和元年12月12日、福岡市で三島由紀夫による長編小説『金閣寺』の朗読会が開催される。参加費は無料。 主催は、三島由紀夫を追悼する「福岡憂国忌」の開催にも関わっている民間有志が構成する「三島由紀夫読詠会」。同会は、すでに『仮面の告白』...
小説

灼熱の大理石の煌めきに圧倒される!中島淳一演劇『金色の炎』

ブラームスの管弦楽曲の傑作の一つに、「ハイドンの主題による変奏曲」というものがある。曲の主題をハイドンの曲から採り、これにブラームスが、自身の作曲技術の奥義を尽くし、主題に巧緻を極めた様々な彫琢を施していくものである。 聞き始めこそ、...
小説

作家・安部譲二氏死去 三島由紀夫作品のモデルにもなった波乱の人生

令和元年9月2日、作家の安部譲二(本名・安部直也)氏が急性肺炎のため死去した。82歳だった。安部譲二氏のデビュー作は自伝的小説『塀の中の懲りない面々』(昭和61年)で、その後も刑務所や任侠をテーマにした作品を多く出してる。 安部譲二氏...
小説

三島由紀夫最後の短編『蘭陵王』は、もう一つの『仮面の告白』か

今年の3月に福岡在住の有志で始めた「三島由紀夫読詠会」(三島文学朗読会)。初めての試みゆえ、様々な可能性に挑戦できる面白さがあるが、裏を返せば、まだこれといった定型が出来ていない。 それは、これから参加していただける皆さんと一緒に、創...
小説

福岡市で三島由紀夫作品の朗読会 小説を「劇的」に読んで味わう

毎年11月23日に筥崎宮(福岡市東区)で三島由紀夫・森田必勝を追悼する慰霊祭「福岡憂国忌」を主催している福岡黎明社(黒田光弘代表)は、西暦2020年の没後50周年に向けて「義挙50周年プロジェクト」を開始すると発表した。 その一環とし...
人生観

東京で憂国忌 小川榮太郎氏らが『春の雪』巡り討論

平成30年11月25日、東京都千代田区の星陵会館で第48回憂国忌(三島由紀夫研究会主催)が開催された。 女優の松村英子氏と松村えり氏が『豊饒の海』第1巻『春の雪』から、その一節を朗読。 また、「『春の雪』を巡って」と題して有識者...
人生観

筥崎宮で福岡憂国忌 約150名が参列し三島・森田の霊魂に祈る

平成30年11月23日、福岡黎明社主催による「第48八回福岡憂国忌」が筥崎宮参集殿(福岡市)にて開催された。およそ150名が参列した。 筥崎宮神職による神事に続き、遺書朗詠、檄文朗読が行われ、歴史作家の浦辺登氏が「三島由紀夫と西郷隆盛...
小説

声に出せばわかる三島由紀夫「檄」 具体的にどう詠むか(3)

いよいよ最後の急の部(第七~最終段落)である。 最大の音声で阿修羅の如く、鬼神も避ける勢いで詠まねばならないが、私は、ここで一つ大きな変更を檄文に試みている。それは、前述した如く、現行の第八段落と第九段落を一つの段落と見なした...
小説

声に出せばわかる三島由紀夫「檄」 具体的にどう詠むか(2)

さて、これからは各論ということになる。 まずは、序の部分、第一~三段落であるが、一番注意することは、急がないということである。 特に、第二段落は、既に核心的なことが語られており、またその内容が、余りにも正鵠を射ていること...
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