第1空挺団降下訓練始め 米英豪軍が参加し離島奪還作戦を想定

安全保障
第1空挺団
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令和5年1月8日、陸上自衛隊第1空挺団は習志野演習場(千葉県)で「降下訓練始め」を実施し、訓練の模様は3年ぶりに一般公開された。訓練には米英豪の各陸軍が参加した。米軍の参加は平成29年からで、英豪軍は初参加となった。

訓練は敵国が離島に侵攻したことを想定し、これを奪還する内容。始めに4カ国の空挺部隊指揮官が降下し、次いで第1空挺団降下、ヘリコプターによる戦闘車両投入の後、米英軍の空挺部隊が援軍として降下した。

第1空挺団

訓練始めに先立ち、1月6日には習志野駐屯地において日米英豪の空挺部隊指揮官による国際空挺指揮官会議が初開催され、離島奪還作戦や「インド太平洋地域の平和と安定のため空挺部隊が果たすべき役割」について意見交換が行われている。

第1空挺団は昭和33年に正式編成され、平成16年に特殊作戦群が創設されるまでは陸自唯一の空挺部隊だった。約1900名の隊員を擁し、空挺作戦の他、対ゲリラ戦や偵察を任務としている。

陸自最強の精鋭部隊であり、全員がレンジャー課程を目指すなど、訓練が過酷なことでも知られている。令和2年には初の女性空挺隊員が誕生した。

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