国民民主党支持者が広める謎の単語「けつもんちん」とは?

政治
写真ACより
この記事は約3分で読めます。

令和4年もおしせまる中、国民民主党を支持するネットユーザーの間で「けつもんちん」という謎の単語が広まりつつある。

きっかけは、同党の玉木雄一郎代表が12月15日に投稿した以下のツイートだった。

結局、問題は賃金だ!
国民民主党は「給料が上がる経済」を提唱してきたが、今こそ「政労使」の合意を訴えたい。政治側、労働側、使用者側が、賃上げこそ日本経済復活、国民生活向上の鍵であることを共有し、持続的な賃上げを実現するために三者それぞれが責任と役割を果たす合意の締結を提案したい。

玉木雄一郎Twitter

玉木代表としてはいつもの主張を繰り返したに過ぎなかったのだが、これを受けて一人のユーザーが略して「結問賃」と投稿。別のユーザーが「どう読むんですか?」と質問し、「けつもんちん」「流行らせてください」などと返信した。

この語感が今年NHKで放送された連続テレビ小説『ちむどんどん』(主演・黒島結菜)に似ていたからか、さっそくドラマタイトル風のロゴが作られた。ご丁寧に、架空の「あらすじ」まで考案されている。

「連続テレビ小説 けつもんちん」1話あらすじ
主人公は、香川県の片田舎に住む平凡な中学2年生の女の子。小高い丘の上にある中学校への険しい坂を、自転車で登る毎日に嫌気がさしていた。そんな主人公の唯一の楽しみは生徒会長で野球部キャプテンの先輩、玉木だった─。

Twitterより

実際に玉木雄一郎氏の公式プロフィールを確認すると、以下の記述がある。

中学校時代
部活は野球部で、3年時にはキャプテンを務める。
ピッチャーだったがあまりにノーコンで、センターにコンバートされた。ただ、打てば飛んだし、足は速かった。

玉木雄一郎公式サイト

令和4年の参院選後、玉木代表は半年以内に47都道府県全てを周り、各地で街頭演説を行った。すると行く先々で「玉木ファン」が押し寄せ、演説を終えた玉木代表とツーショット写真を撮るために長蛇の列ができていた。

玉木代表のTwitterアカウントは29万人にフォローされ、Youtubeたまきチャンネルの登録者数も15万人に迫る勢いだ。今回の「けつもんちん」騒動は、まさに若い世代から絶大な人気を誇る玉木氏ゆえのことと言える。

玉木氏も騒動に気づいたのか、12月23日には改めて以下の通り投稿した。

皆さん、 結局、問題は、賃金です。
25年以上、実質賃金指数が下がり続けている国は日本しかありません。
この問題を解決することこそ本物の「改革」であり、国民を幸せにする唯一の政策です。
国民民主党は「給料が上がる経済」を訴えています。
その実現のための力を、私たちに貸してください。

立憲民主党と決別し、独自の「提案型野党」の道を突き進む国民民主党。狙い通り賃金上昇に貢献できるか、その手腕に注目が集まっている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました