参政党、松田代表が辞任し神谷氏が新代表 名実ともに「神谷党」へ

政治
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令和5年8月30日、参政党はボード会議(役員会)を開き、松田学氏の代表辞任と神谷宗幣氏の新代表就任を決定した。同日の記者会見で神谷氏が発表した。神谷氏はこれまで同党の副代表兼事務局長で、唯一の現職国会議員。

神谷氏は役員間で党運営上の対立が代表交代の原因であることを明かした。アドバイザーの赤尾由美氏も辞任した。赤尾氏は衆院選東京比例ブロックで公認されていたが、これも取り消された。

現時点で松田学氏は代表辞任に関するコメントを発表していない。

しかし8月27日には自身のSNSに「あくまで仮定ですが、たとえ今まで党を引っ張ってきたゴレンジャー体制が崩れるようなことがあっても、参政党は日々、日本を良くするためにと全国の地元で活動する支部の党員たちが主役の政党です。カリスマに頼る政党ではない。だから永続する」などと、体制変更を匂わせる投稿をしていた。

ゴレンジャー体制とは、参政党のボードメンバー(党役員)が5名であることに由来する党内の俗語だ。今回の体制変更で松田氏がボードメンバーを抜け、新たに福岡市議の新開裕司氏が就任した。

もともと参政党は松田氏・神谷氏の他にYoutuberのKAZUYA氏、アナリストの渡瀬裕哉氏、評論家の篠原常一郎氏らが結党時のボードメンバーとして令和2年に発足した。今回の代表交代で結党メンバーで役員に残るのが神谷氏のみとなる。

参政党の命名者でもあるKAZUYA氏は自身のYoutubeチャンネルで参政党が「賛成党」になっていると指摘。

党員は代表もボードメンバーも選ぶことが出来ず、ボードが出してきた方向性に賛成しか出来ない。 今回の代表交代っていうのも選挙がないし、代わりのボードメンバー選びだって事後報告」とコメントしている。

渡瀬裕哉氏は自身のSNSで「参政党は神谷さんが実質的に全部仕切れているうちは何の問題もないでしょう。 膨張する組織から来る圧力はやがてコントロールできる容量を超えてくるので、やがては本当の全体主義者が組織を丸ごと乗っ取ると思う

神谷さんが仕切れているうちは、参政党はほとんど問題がない政党です。 問題はそれが不可能になった後に来る次の指導者であって、それは日本を滅ぼすかもしれんなと」などととコメントしている。

参政党はこれまで神谷氏が中心となって拡大しており、同氏が代表となることで名実ともに「神谷党」になったといえる。

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