令和3年11月23日、筥崎宮(福岡市東区)にて三島由紀夫・森田必勝を顕彰する慰霊祭「福岡憂国忌」が開催された。新型コロナウイルス感染対策のため一般入場を制限し、式典などがインターネットで生配信された。同慰霊祭が生配信されるのは初めて。
式典では三島由紀夫が自決直前に陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地(現・防衛省)で配布した「檄」が朗読され、記念行事として代表者三名が「三島精神の継承とは何か」と題してスピーチを行った。
スピーチに立った小坪慎也氏(行橋市市議会議員)は、「三島由紀夫は日本のために命を捧げた。自分はそこまでできないが、自分なりに人生を捧げてきたつもりだ。政治的成果には、それなりの対価が必要だと考えている」と述べた。
同じく登壇した井福大昌氏(大野城市市議会議員)は、福岡憂国忌を主催してきた辻幸男氏(故人)から「日本を想って何かを成しとげたいなら、最後は人格の勝負だぞ」と教えられたエピソードを披露し、「どうか、我々を見ていて下さい」と締め括った。
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