「殺されても逃げたい国・北朝鮮」拉致被害者家族と語る

拉致問題
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令和3年5月23日、特定失踪者問題調査会(荒木和博代表)」と救う会福岡(藤井守人代表)は共催により「北朝鮮人権シネマフォーラムin福岡」を開催、オンライン配信した。

荒木代表の他、特定失踪者家族会の吉見美保副会長、コーディネーターとして葛城奈海さんが登壇。映画『クロッシング』が描く北朝鮮の実態について解説した他、拉致問題を含めてネットユーザーの質問に答えつつ議論を行った。

韓国映画『クロッシング』は北朝鮮における庶民生活や強制収容所の様子を、脱北する親子の視点で描いている。

荒木代表は脱北者について「脱北の途中で殺される人も多く、脱北できても中国から強制送還されたり、奴隷的扱いを受けたりする人も多い。送還されて北朝鮮で拷問されても、何度も脱北を繰り返す。そこまでしても逃げ出したいのが北朝鮮という国」などと解説した。

特定失踪者・秋田美輪さんの実姉である吉見美保さんは「映画では食糧や薬がなくて脱北する様子が描かれているが、食糧がないと人は希望を失ってしまう。北朝鮮で生きるということがどんなに苦しいことなのかを考えさせられた。北朝鮮にいる妹たちがなんとか生き延びていることを願う」とコメントした。

予備役ブルーリボンの会で幹事長を務める葛城奈海さんは、「主人公の子供たちが追い剥ぎに遭って、他の子供が棍棒で守ってくれるシーンが印象的。話が通じない、暴力だけがモノをいう世界が確実にあるということが描かれている。日本が拉致被害者を救出するためには、やっぱり自衛隊を活用することを具体的に考えるべきだと感じた」と指摘した。

パネルディスカッションの模様は、下記アーカイブより視聴できる。

この記事は救う会福岡公式サイトより転載しました。

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