今上天皇陛下の決意 11歳の時の日記の驚くべき内容とは

平成30年2月11日、全国各地でわが国の建国を祝う式典が開催された。福岡市では日本会議福岡が主催する「日本の建国をお祝いする集い」がアクロス福岡で開催され、小川洋福岡県知事はじめ市民700名が参加した。

集会では評論家の江崎道朗氏が「偉大な天皇の道を歩まれた今上陛下/占領・戦後体制という逆境の中で」と題して講演し、知られざる今上陛下の御事績について語った。

日本の建国をお祝いする集い(福岡市)

今上陛下といえば、平成31年4月末で皇太子殿下に譲位されることが決定している。それに伴い元号も改められる。いわゆる「平成時代」が間も無く幕を閉じるわけだが、この時代を象徴する御存在でもある今上陛下の人物像については意外に知られていない。

江崎道朗氏が講演の冒頭で紹介した陛下の少年時代の日記を以下に一部抜粋する。

今は日本のどん底です。それに敵がどんなことを言つて来るか分かりません。これからは苦しい事つらい事がどの位あるのかわかりません。今までは、勝ち抜くための勉強、運動をして来ましたが、(中略)つぎの世を背負つて新日本建設に進まなければなりません。それも皆私の双肩にかゝつてゐるのです。それには先生方、傳育官のいふ事をよく聞いて実行し、どんな苦しさにもたへしのんで行けるだけのねばり強さを養い、もつともつとしっかりして明治天皇のやうに皆から仰がれるやうになって、日本を導いて行かなければならないと思ひます。

この日記は昭和天皇が「終戦の詔勅」を出された直後、今上陛下がわずか11歳の時に書かれたものだという。終戦当時、陛下(当時は殿下)は奥日光に疎開されており、正式に皇太子として「立太子」されたのは終戦から7年後(18歳)のことである。その際のお言葉は以下の通り。

皇太子たること、これは私の宿命であり私の意思を超えたことであります。(中略)しかし私は私に与えられた運命を逃避することなく、運命の奥に使命を自覚し、これを果たす私の現在考える最もよい生き方ではないかと思います。私は皆さんとともに現状を見つめ、学問を修めて、これからの困難な道を進みたいと思います。

多感な少年時代に「日本の敗戦」という歴史上かつてない国難を迎え、皇室の存続すら危うい中で、今上陛下は「新日本建設」へ人生を捧げる決心をなされた。江崎道朗氏は、その後の今上陛下がGHQによって規制された「戦後体制」の中で、日本の国体を守るために粉骨砕身されてきたことを多くの事例を持って証明している。

それら今上陛下の御事績については、江崎道朗氏はじめ皇室に詳しい専門家多数が執筆した『正論SP vol.2 天皇との絆が実感できる100の視座』に掲載されている。また、本誌「選報日本」においても今後一年かけて詳しく紹介していく予定だ。

わが国の建国は初代天皇「神武天皇」の御即位に始まる。公称2678年、どんなに少なく見積もっても1500年以上の長きにわたって続く王朝は日本だけだ。誰よりも、日本の歴史を背負い、責任を全うしてこられた今上陛下。その御事績を知ることで、これからの日本の課題も明らかになるに違いない。

正論SP vol.2

本山貴春(もとやま・たかはる)独立社PR,LLC代表。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会副代表。福岡市議選で日本初のネット選挙を敢行して話題になる。大手CATV、NPO、ITベンチャーなどを経て起業。

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