世界に「日本の立場を英語で発信」し続けるために、今できることとは?

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保守系の人気Youtuber(ビデオブロガー)として知られるrandomyoko(ランダム・ヨーコ)さんがクラウドファンディング・サービス「Campfire」を利用して月額1,000円のファンクラブを開設した。今後彼女が目指すものは何なのか、独占インタビューを行った。

ビデオブロガー randomyoko(ランダム・ヨーコ) インタビュー
聞き手:独立社PR,LLC代表 本山貴春

ファンクラブを立ち上げた理由を教えてください

第一には、これまでのような「発信」を継続するためです。

自分でインターネットを使って発信している分には対価は発生しないわけですが、世間を見てみるとテレビのコメンテーターとか、プロダクションを通じて仕事を受けて報酬をもらっているわけです。政治系のジャーナリストなども、何かをすると対価が入ってくる。でも私は何をやっても基本ボランティアでした。

しかし私も生きていかなければなりませんし、もっと「大きな活動」もしたい。ですから、資金面での援助をお願いしたい、と考えました。お金をもらうことで、自分自身のモチベーションも上がるし、やれることも広がるし、良い循環に入れるのではないかと。そうなれば国益にかないますし、みんなも喜ぶことになります。

一方的に支援してもらうだけではなく、ファンクラブの皆さんには最低月一本の限定動画を配信して行きます。その中でさらにコミュニケーションが活発になって行けば面白いですね。

発信を継続した上で、さらに展開したい「大きな活動」とは何ですか?

私は福岡を拠点にしており、それは変えるつもりはないのですが、もっと頻繁に上京して様々な要人に会ったり、米国人とも交流したりしたいですし、ニューヨークの国連本部でロビー活動もしたいです。

日本の保守派で英語を使える人は少ないですし、使えても立場上「政治的な活動」が難しい先生が多いように思います。学者さんは英語の文献を読んで研究することはできますが、英語を使って活動する人は限られているので、そこは自分が出ていくべきではないかと。

英語がわかった上でインターネットなどを見ていると、世界中、国ごとに保守派のリーダーが存在するのがわかります。でも、日本だけが空白なんですね。つまり保守派として、英語で発信している人が殆どいません。

▽トランプ氏が大統領に当選する前の動画の一つ(2016年3月)

私は世界中の保守派のリーダーと連携して、そのネットワークを通じて物事を動かして行きたいのです。各国に、グローバリズムや共産主義など、共通の敵と戦っている人たちがいます。その人たちと交流する、いわば民間外交です。政治家にはできない、民間だからこそできる展開があるはずです。

そういう大掛かりなことをするためには、やはり資金が必要です。そこで、最近流行りのクラウドファンディングを活用して、月額制のファンクラブを開設することにしました。

どんな人にファンクラブに入って欲しいですか?

「私を好きになって!」というよりは、私の活動を応援したいと思ってくれている人たちに支えて欲しいです。

実は、「どういう方法で応援したらよいですか?」と言ってくださる方々が今までもいたんです。これまで私を精神的に下さってきた方々に、具体的に応援してもらう方法の一つとして提示できればと。

これまで支えてくださってきた方々は、思想的には保守派で、男女の偏りはなく、インターネットが使える30代から50代の方々が多かったように思います。

自分たちが言いたくても言えないことを言う代弁者として、一番は、英語を使って日本の立場を海外に発信していくことを期待いただいています。

保守活動をされてきた先輩方や、保守論壇の先生方からは「英語で日本の立場を発信できる人はあなたの他にいない」と言っていただいていますので、そういった使命感もあります。

支援が集まるともっと発信できると?

そうですね。持っているものは武器にしていかないといけません。私の武器は女性であること、若いこと、そして英語が話せることです。

日本人であると言う基本軸を持って、国際社会で同じように戦っている人々とともに戦って行きたいです。

実は世界各国で私たちと同じように戦い、マスメディアや体制側から叩かれている人たちがいます。ただ正義感を持って国をまともにしようとしているだけなのに、リベラル派から叩かれ、悪者扱いされて居場所を失っています。その人たちも国際的な連携を求めているので、架け橋を作って行きたいのです。

もともと「政治活動」と言うと私がいるべき場所ではないな、と言うイメージがありました。でも、「英語を使う」という要素が加わった瞬間に、「あ!私の居場所だ!」と感じました。

これまでの人生で、留学生とか、海外とのビジネスをやっている人たちと関わることが多かったので、海外の人たちを相手に物事を動かしていくことが「私らしい」と思えたのです。

しかも会社などの組織に属して上司の指示に従うのではなく、自分で考え、自己責任で自由にやっていくことで、私自身も自分を納得させることができますし、それが日本のため、ゆくゆくは世界のためにもなるのではないかと。

まず何を発信して行きたいですか?

日本にも既存のマスメディアやエスタブリッシュメントと戦っている勢力がある、ということを海外の仲間に知らせます。

実は、国際社会での日本の存在感はとても薄くて、下手すると「アジアは一つの国」みたいなイメージを持っている人もいます。

アメリカではトランプ大統領の当選を支えた「草の根保守」がマスメディアやエスタブリッシュメントと戦っていますが、日本でも同じように戦っている人たちがいるんだと。その人たちに「みんなで一緒に頑張ろう」と呼びかけたい。お互いに存在を知らないので、まずは知ることが必要です。

世界の「草の根保守」のネットワークができたらどうなりますか?

世の中の誤解が解けて行きます。人は知らないものは恐れますし、些細なことを大きく誤解して敵のように思い、ときに戦いが起こります。求めているものは同じなのに、お互いを知らないことで組める相手とも組めなくなります。今までのコミュニケーション不足のせいで損していることがいっぱいあると思うんです。

コミュニケーションを活発にしていけば、今までの無駄な争いや感情的な対立がなくなって良い関係になり、友好的なwin-winの関係を築いていこうという、高い次元の世界になると信じています。

発展しつつある世界では、考えていることが同じ人は大勢いると思うんです。みんな、幸せになりたい。技術が発展して便利になっていく世の中で、家族と幸せに生きていきたい。人間ってただそれだけだと思うんです。求めている人がいるんだから、じゃあ一緒に頑張っていこうよと。私が実現したいのは、そんなシンプルなことなんです。

クラウドファンディング CAMPFIRE

▽日本と世界の架け橋!多才なビデオブロガー「ランダム・ヨーコ」の発信を応援しよう!
https://camp-fire.jp/projects/view/51103

randomyoko(ランダム・ヨーコ)福岡県出身のビデオブロガー。YouTube NextUp賞受賞。トランプ大統領の当選を予測したことで一躍有名になり、メディアにも取り上げられた。「正論」「JAPANISM」などの言論誌にも論文が掲載されている。

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