熊本・玉名でミャンマー人教師8名の研修「教育で祖国の発展に尽くしたい」

西暦2019年9月、認定NPO法人れんげ国際ボランティア会(川原英照会長)は熊本県へ8名のミャンマー人教師を招聘し、約一週間の研修事業を実施した。同月9日、熊本県玉名市で研修事業の報告会が開催された。

同会は2013年よりミャンマ-連邦共和国のイラワジ管区にて、学校建設事業を実施しており、同会が建設した学校は80校に上る。さらにミャンマ-政府公認事業として、教師研修センターも設置し、ミャンマー人教師の育成を図っている。

今回の日本での研修事業は、そのようなミャンマー人教師育成の一環として実施された。

8名のミャンマー人教師は玉名市内の小中学校や大学などの他、造船所・ゴミ焼却場・水産加工場などを見学し、さらに藏原隆浩玉名市長を表敬訪問した。

研修事業に参加したミャンマー人小学校教師の男性は、「日本の教育現場で一番驚いたのは図書館の巨大さ」「読書しない児童はいないと聞いて、日本人への尊敬心が湧いた」と述べた。

見学した築山小学校の図書館(同校公式サイトより)

同じく高校教師の女性は、「学校でもどこでも明るく笑顔で挨拶していた。挨拶は日本の文化だと思う」「日本の子供達が自分の意見を言える事に驚いた。ミャンマーの子供達も自分の意見が言えるようになるよう教育したい」という。

「教師として子供たちとの向き合い方を変えたい」という小学校教師の女性も。「勉強がわからない子供がいたら、今後は自分の空いた時間を使って教える」「生徒の父兄とも良く話せるような教師になる」との決意を示した。

蓮華院誕生寺での報告会には支援者ら約30名が参加した。

今回研修に参加したミャンマー人教師たちは、日本が第二次大戦の敗戦で焦土化しながらも復興を成し遂げた要因に「教育」があったと知り、「自らが教師としてミャンマーの発展に責任があることを自覚した」と口を揃えた。

同会のミャンマー現地事務所に常駐し、ミャンマー人教師育成にあたっている平野喜幸所長は、来日研修について「あと3年は続けたい。かつてミャンマーは日本が敗戦したとき食糧支援してくれた。いまは日本が支援することで、ミャンマー発展の力になる」と抱負を述べた。

(取材・文 本山貴春)

▽認定NPO法人れんげ国際ボランティア会(ARTIC)
renge.lolipop.jp/artic/

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