西暦2023年10月27日、在日ウクライナ大使館は公式SNSで雑誌「通販生活」(株式会社カタログハウス刊)について「強く非難」すると投稿した。
雑誌「通販生活」は2023年冬号の表紙に以下の文章を記載している。
プーチンの侵略に断じて屈しない
通販生活
ウクライナの人びと。
がんばれ、がんばれ、がんばれ。
守れ、守れ、守れ。
殺せ、殺せ、殺せ。
殺されろ、殺されろ、殺されろ。
人間のケンカは「守れ」が
「殺し合い」になってしまうのか。
ボクたちのケンカは
せいぜい怪我くらいで停戦するけど。
見習ってください。
停戦してください。
在日ウクライナ大使館はこの表紙画像を引用し、以下のように投稿した。
在日ウクライナ大使館はこのような呼びかけ及び例えを、日本国民及び日本政府の立場に矛盾するものとして強く非難します。
@UKRinJPN
ロシアは侵略国家であり、ウクライナから直ちに撤退すべきです。 主権国家に対する侵略戦争はケンカではありません。侵略者を宥めることは終戦に導きません。
「通販生活」誌は昭和57年に創刊。主な内容は通信販売のカタログだが、紙面で過激な極左的主張を行うことでも知られている。同誌を発行する株式会社カタログハウスは、社民党へ企業献金を行なった過去もある。
2023年冬号の表紙については発刊時にSNSなどで批判が広がっていたが、今回のウクライナ大使館の投稿によって、「日本人として恥ずかしい」など批判が再燃している。侵略戦争へ抵抗を続けている人々に対して「殺されろ」「猫を見習え」というのは常軌を逸しているというべきだろう。
11月1日追記
10月30日、「通販生活」を発行するカタログハウスは社長名での謝罪文を在日ウクライナ大使館に提出した。
@UKRinJPN pic.twitter.com/xAEfe77C8O
— セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使 (@KorsunskySergiy) October 31, 2023
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