日野智貴

政治

暴走する偽書論争で史跡が消される!? 馬部隆弘著『椿井文書』の問題点(後編)

私が最初馬部氏の著書に疑問を持ったのは、冒頭部分の次の一文であった。 津軽地方の知られざる古代・中世史を伝えるという触れ込みで戦後に登場した「東日流外三郡誌」は、巷間に広まって真贋論争まで巻き起こしたが、研究者からみれば内容は荒唐無稽...
政治

暴走する偽書論争で史跡が消される!? 馬部隆弘著『椿井文書』の問題点(前編)

今、地方自治体が揺れている。コロナ禍もそうだが、文化行政も大変な事態に襲われている。 それは「偽書疑惑」だ。今年出版された馬部隆弘氏の著書『椿井文書―日本最大級の偽文書』において、 畿内各地の神社縁起や地方史の出典が「椿井文書(...
国際

「日本時代を否定」同胞・台湾との歴史を共有しない恥ずかしい政治屋たち

「台湾は親日だ!」――多くの日本人が漠然と信じているこの言葉が、揺らぎつつある。 あまり知られていないが、中国国民党も台湾では反日教育を推進していた。日本統治時代を知る人も減る中、日本が何もしなければ親日派の台湾同胞も我が国に「幻滅」...
文化

道鏡は本当に朝敵だったのか? 和気清麻呂を降格させた“本当の朝敵”は誰か(後編)

天平7年(西暦735年)にまだ皇太子にもなっていない、一人の内親王(年齢は数えで18歳)に過ぎなかった孝謙天皇(阿倍内親王)は、聖徳太子の霊と聖武天皇に対して『法華経』の講読を奉ることを決め、「衣服三十領・生絹四百疋・調綿千斤・長布五百端」...
文化

道鏡は本当に朝敵だったのか? 和気清麻呂を降格させた“本当の朝敵”は誰か(前編)

日本の歴史で「極悪人」を挙げるとすれば、誰か。 無論、歴史上の人物の多くは良いこともすれば、悪いこともしていた。しかし、後世に「良いこと」が殆ど伝わらず「悪いこと」しか伝わっていないような人間も、存在する。 少しでも歴史に詳しい...
政治

これで保守二大政党制は実現できる!小選挙区「連立制」と「ボルダ式投票」とは

「小選挙区比例代表並立制」が導入されてから、20年以上。当初は「保守二大政党制」導入を目的としてつくられた制度だが、現状、代表者が明確に「保守」を掲げ、かつ政党要件を満たした野党は「国民民主党」と「日本維新の会」しか存在しない。 いず...
政治

もう言い訳は通用しない!安倍政権と安倍信者は「反天皇=左翼」である

巷には、賛成派・反対派を問わず「安倍は保守だ」「安倍は右翼だ」という声が溢れている。それも、政治に無知な大衆の間ではない、政治学者や評論家のレベルで、だ。 今頃になって「安倍政権は保守では無かった」「私は安倍政権に騙されていた」等とい...
日野智貴

泥沼化した「妊活」の恐怖 精子ドナーによる経歴詐称と報道セカンドレイプ事件

法律上「性犯罪にはならない」性行為の結果、「望まない出産」を強いられる――精子提供を巡って、そんな前代未聞の事件が起きている。 “加害者”は国内の大手生命保険会社に勤務する中国人男性(B氏)。学歴と国籍を偽って都内在住の日本人女性(A...
政治

私が見た「森友学園騒動」の裏側 居場所を失った“愛国者”の悲鳴とは

それは平成29年(西暦2017年、皇暦2677年)の5月下旬のことであった。 かつて私が修行していた、京都府宇治市の宝蔵神社の巫女の一人から電話がかかってきた。 「籠池さんが(宝蔵神社に)参拝しに来たよ!」 「うん? 誰?...
教育

「神武天皇架空説」の学問的根拠を調べてみてわかった衝撃の事実(後)

歴史学において一次史料の欠如している事例は多い。そして、過去には「一次史料の欠如」を論拠に学説を唱えるものも確かにいた。だが、そうした学説の多くは後に誤りが指摘されている。 有名なものでは「法隆寺再建論争」がある。 法隆寺は『日...
教育

「神武天皇架空説」の学問的根拠を調べてみてわかった衝撃の事実(前)

Covid-19(通称:武漢肺炎)の影響で今年の橿原神宮の神武天皇祭は参列者のいない状態で行われた。神武天皇祭は毎年4月3日に行われる。 『日本書紀』によると神武天皇は3月11日に崩御されたが、その時の日付を今の暦に直すと4月3日にな...
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