今井瑠々氏、立民から自民への移籍会見「批判は真摯に受け止める」

岐阜
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令和5年1月13日、前回の衆院選に立憲民主党公認で岐阜5区に立候補し落選した今井瑠々氏が自民党の野田聖子衆院議員とともに記者会見を開き、今年4月に予定されている岐阜県議選に多治見市選挙区から出馬する意向を示した。

野田聖子衆院議員は、「かねて女性議員が少なすぎると、自ら取り組んできた。今井さんと出会い、彼女の人となりを知り、共に岐阜のために力を尽くしてほしいと思い、本日第一歩を踏み出せたことを嬉しく思う」と述べた。

今井瑠々氏の発言内容はおおよそ以下の通り。

自分と同じ女性や若者たちを応援したいと思い、挑戦を続けてきた。地域を歩いていろんな人の声を聞いた。政党のための政治ではなく、地域のための政治をしたいと思うようになった。

私一人では成し遂げられない。地域を動かすには連帯が必要。その中では自民党が大きな基礎をなしている。政党の枠に囚われてしまうと「応援しづらい」という声もいただいた。地域の声を実現するには予算を取ったり、地方議員や市長と一緒になって動かしていくことが求められていると思うようになった。

政党が変わっても私が目指すものは変わらない。東濃地域にまだいない女性県議として仕事をさせていただきたい。批判は真摯に受け止め、謝罪した上で、地域に根を張って頑張っていく。

今井氏は衆院選落選後も立憲民主党の岐阜5区総支部長として活動を続けており、今回の「移籍」は立民関係者にとって「寝耳に水」だった。

13日、立民の泉健太代表は会見で「党活動の中心となって支持を広げる努力をするのが総支部長だ。それが逃げてしまう、寝返ってしまうのだから、政治家としては不適格だ」と今井氏を厳しく非難している。

今井氏と野田氏の二連ポスター

今井氏は昨年末まで後ろに束ねていた髪をバッサリ切り、ショートカットで会見に臨んだ。

しかし会見場に掲示された野田聖子氏との二連ポスターには立民時代の写真が使用されており、立民の小西洋之参院議員は「未だに選挙区には多数の同じ写真の立憲民主ポスターが張られているだろう。新旧ポスターを眺める有権者や立憲支援者の気持ちも考えられないのか」と自身のTwitterで不快感を示した。

岐阜県議選多治見市選挙区は定数2で、4年前は無投票だった(自民系1、民主系1)。今年4月の統一地方選では、現職2名がともに多治見市長選挙に立候補を予定しており、県議選にはいずれも新人の友江惇氏(自民公認)と判治康信氏(無所属)が立候補を表明している。

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