令和4年7月に実施される参院選。福岡県選挙区では5月6日時点で10名が立候補を表明している。主要政党の全てが候補を擁立する、全国屈指の激戦区になる。
現時点で候補擁立を表明している政党と候補予定者は以下の通り。
自民(現)大家敏志
立民(現)古賀之士
公明(現)秋野公造
国民(新)大田京子
維新(新)龍野真由美
共産(新)真島省三
れ新(新)奥田芙美代
社民(新)福本貴紀
N党(新)熊丸英治
幸福(新)江夏正敏
この内、自民の大家氏は農政連からの推薦を受けている。立民の古賀氏はローカルテレビの元アナウンサーで、前回(6年前・民進党公認)トップ当選した。公明の秋野氏は全国比例区からの鞍替え出馬となる。
立民と国民はともに連合(日本最大の労組)を支持基盤としており、3年前と同様に連合にとっては分裂選挙となる。国民の大田氏は3年前の県議選(福岡市南区)でトップ当選した。
各種情勢調査では、自民・大家氏と公明・秋野氏が基礎票を固め当選圏内。
次いで、立民・古賀氏に国民・大田氏が迫っているとの見方がある。ここへ来て維新が女性を擁立したことで、第三極票や女性票がどう動くのか注目だ。
維新・共産・れ新・社民・N党・幸福の各党は、九州最大の人口を誇る福岡県選挙区に候補を立てることで比例票の掘り起こしを狙う。特に、れ新・社民・N党は全国比例区で1議席を得られるかが焦点。
追記
記事公開直後に社民党の候補予定者が発表されたため、記事タイトルと本文を修正しました。
5/12 追記
れいわ新選組・奥田芙美代氏の表記が間違っておりました。お詫びして訂正します。
また、NHK党は同選挙区に熊丸英治氏に加えて真島かおり氏、和田昌子氏の計3名を擁立すると発表しています。
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