福岡で憲法フォーラム 河添恵子氏「習近平は世界制覇をめざしている」

令和元年5月3日、福岡市の天神スカイホールで「憲法フォーラム」(主催・美しい日本の憲法をつくる福岡県民の会)が開催され、市民ら約500名が参加した。

県民の会共同代表の松尾新吾氏は主催者を代表して挨拶し、「憲法改正へ向けて民意を醸成しよう。国民がその気になれば、政治家の動きが変わる。福岡が全国のモデルとなって、改憲へ向けた運動組織づくりをしていく」と決意を述べた。

来賓として挨拶した鬼木誠衆院議員は、「国会では改憲反対派が憲法調査会の審議拒否を続けている。最終的には国民が憲法改正を求めることが重要。国民を守る最初の憲法改正が、憲法への自衛隊明記だ」と国政報告を行った。

さらに、同会推進委員でもある井福大昌大野城市議が登壇し、「地方議会で憲法改正の意見書を出す際に、改憲反対派と議論する前に保守系議員を説得しなければならなかった。先輩議員からは国政のことに口を出すなと言われるが、市民に最も近い地方議員こそが、市民の命を守るために行動すべきだ」と指摘した。

記念講演した河添恵子氏

講師としてノンフィクション作家の河添恵子氏が「中国の侵略に日本は無防備で良いのか?」と題して、70分にわたり講演した。

河添氏は昨今の米中経済対立について、「貿易戦争をやっているのではなく、中国の軍拡を阻止することが米国の使命になっている」と指摘。中国共産党が西側諸国において経済活動にカモフラージュして技術を盗み、軍拡を推進してきたことが国際問題になっていると解説した。

その上で、「今後、AIやIoT、5G通信規格などさらに情報技術が発展すると、これらの技術はそのまま武器になってしまう。このような高度技術を中国に握らせることが脅威だ。すでにGAFAの一部が中国に寝返っている。習近平は世界同時革命、すなわち世界制覇を目指すマルキストで、極めて危険だ」と警鐘を鳴らした。

AI:artificial intelligenceの略。人工知能。

IoT:Internet of Thingsの略。モノのインターネット。様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる、情報交換することにより相互に制御する仕組みのこと。例えば、家電を外出先からスマートフォンで動かすなどの用途がある。

5G通信規格:第5世代移動通信システム。1G、2G、3G、4Gに続く無線通信システム。「超大容量通信」「超低遅延通信」「超多数端末接続」などの特長を持つ。

GAFA:Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc.の4つの主要IT企業の総称。単に大規模なIT企業ではなく、大きな社会的変革を推進している企業を意味する。

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