岸田派はお公家集団から戦闘集団に変貌していた 小坪市議に聞く

令和3年10月4日に発足した岸田政権。その人事の狙いは何なのか、岸田政権は一体どんな政権になるのか。自民党の内部事情にも詳しい小坪慎也氏(行橋市議)に緊急インタビューを行った。

▽インタビューの模様は動画でもご覧いただけます。
https://youtu.be/s0iftEJ-dVA

文責:選報日本/編集主幹 本山貴春

Q.「岸田政権は戦闘集団になっている」とブログに書いていたが、どういうこと?

かつて岸田派は「お公家集団」と揶揄されていたが、総裁選前には「戦闘集団」になっていた。他の国会議員も気付いていなかったのではないか。

自分も「戦闘的議員」と呼ばれる。つまり喧嘩っ早いところがあるのだが、その自分から見ても、岸田派は「戦闘的」に見える。岸田政権の動きは、当初の予測よりも早い。

Q.早いといえば、総選挙の日程も大方の見込みより早まったが、それは何故か?

岸田政権は日程を前倒ししていく姿勢を見せていた。総選挙が早まったことで野党側が慌てており、効果的だった。しかしこんな判断ができる国会議員は少ないと思う。

Q.菅政権にはできなかった。菅政権の失敗に学んだのか?

それは関係なくて、自民党野党時代に帰っているように思える。谷垣総裁時代の自民党は動きが早かった。野党なので政策実現力は低かったが、アウトプットは早かった。

菅政権とは根本的に違う。

Q.このまま総選挙に突入すれば、全く実績がない状態になる。人事で評価すべき点は?

意味が大きいのは甘利幹事長。それから経済安保担当相に任命された小林鷹之氏。この2人がキーパーソンだ。

甘利氏は自民党の戦略本部で座長を務めており、そこで経済安全保障の法整備を求める提言書の取りまとめを行ったのが小林氏だった。この2人が幹事長と担当大臣になった。

自民党の戦略本部は、各議員連盟よりも上位機関。中国の人権問題についても、「国会決議の後に云々」ではなく、すでに取りまとめられた提言書に基づき、先行して法整備が進むことになる。

経済安保担当相は法整備を進めるために設置されたので、外野が何を言おうと進んでいく、という意味だ。

Q.実務的にはどのように進む?

自民党内の部会で粛々と審議が進んでいく。外部のアクションは必要なくなる。極めて専門的な段階に来ているので、外部の人間がタッチすることはできないだろう。

Q.自民党内の親中派に妨害されないのか?

親中派の数は変わらないが、甘利幹事長は対中強硬派だし、小林大臣の実務能力も高い。自民党の方針は役職者が決める。

実は、甘利さんは高市さん以上に激しい人。しかし実績を表に出さないので、一般には知られていない。官僚を動かす力を持っているが、動かしても外部に言わない。未発表の実績がたくさんある。

甘利氏を幹事長に据えた時点で、自民党内の親中派は身動きできないだろう。幹事長に反逆すれば公認を外される。

Q.岸田首相は総裁選でネットの声を聞く姿勢を見せた。岸田政権のネット戦略は?

ネット評論家やインフルエンサーは影響力を失うだろうが、ネットの声を拾うことは続けていくと思う。

例えば(政治アナリストの)渡瀬裕哉氏はいち早く「経済安全保障の政策提言は党が担い、外相など内閣側は軟化姿勢で中国を安心させる」と見抜いた。これは的中していると思うが、現実はさらに進んでいたことがわかった。

自分も願望を含め同様の予測をしたが、120%の結果が出てきたのには驚いた。異例のスピード感がある政権だ。

Q.対中強硬路線と所得倍増は同時に実現できる?

甘利幹事長は対中政策について「戦略的デカップリング(分離)」という言葉を使った。日本のトップが腹を括ったということを意味する。

具体的にどうするのか、あまりに専門的すぎて高度であり、簡単に評論できないレベルだ。政治が本気を出せば、素人には是非の判断も難しくなるだろう。

Q.最後に一言。

岸田派が戦闘集団になったのは、あまりに不遇の時代が続いたからではないか。特に野党時代の風景が岸田さんに焼き付いているのだと思う。

安倍政権時代も、政権を禅譲されると思って理不尽な扱いに耐えていた。この頃は確かに「お公家集団」だったのだろう。選挙でも、二階幹事長から数々の嫌がらせを受けた。

「のび太」も虐められ続ければ、いつか反撃してくるということだ。正直、怖いと思う。

小坪慎也(こつぼ・しんや)/昭和53年福岡県生まれ。九州工業大学工学部卒。平成24年、行橋市議会議員に初当選し現職。全国区の保守活動家として活躍。ブロガーとしても著名で、最大値で年間アクセス2億PVを稼ぎだす。ロビイストとして、国会議員への陳情は最大時で70事務所以上。持ち前のフットワークの軽さと実行力から、全国に活動家仲間・地方議員仲間が多い。救う会福岡副代表。ウイグルを応援する全国地方議員の会幹事長。


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