西暦2021年2月4日、北京冬季五輪開催に抗議する共同会見を行った在日チベット人コミュニティー代表・小原カルデン氏の発言内容は以下の通り。
日本では、中国における人権侵害の報道が少ないと感じる。600万人ものチベット人が60年以上にわたって受けてきた虐待、虐殺、弾圧、人権侵害に対し共に声を挙げていただきたい。
2021年1月、チベットである19歳のチベット人僧侶が亡くなった。刑務所で5年もの拷問に耐え、釈放後2週間で亡くなったのだ。
この事件のみならず、チベットでは2009年以降、157人ものチベット人が人権抑圧に対する抗議の焼身自殺で亡くなっている。その多くは若者だ。
今や世界の人々にとっても対岸の火事ではない。チベットを侵略したように、中国は国境の多くで紛争を起こし、国土の拡大を目論んでいる。
日本の尖閣諸島も同様の問題。その根本には中国の拡張主義がある。
中国は人権侵害の隠蔽に躍起になっているが、中国の隠蔽主義は人権問題のみならず、新型コロナウイルスの問題にも及んでいる。
WHO調査団の入国を拒否したのはその表れ。これを聞いた皆さんには、人権侵害を我がこととして反対の声を挙げてほしい。
米政府だけでなく、日本政府にも人権侵害に抗議して欲しい。
2008年の北京五輪の際も、人権侵害を行う中国での開催を止めるよう世界中でデモが起きた。その際、中国は人権侵害の状況を改善すると約束したが、口約束で終わった。
IOCはこうした状況を鑑みず、愚かにも北京での冬季五輪を決定した。
我々は再び声を挙げざるを得ない。これを聞いた皆さんにも、人権侵害を止めない中国には五輪を開催する資格がないと共に声を挙げてほしい。
(記事タイトルを変更しました/編集部)
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