香港民主化リーダー連続逮捕に日本の識者も反発「次は武力行使か」

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西暦2019年8月30日、香港の民主化リーダー3名が逮捕され、2名が襲撃を受けた事件に関して、日本側でも批判の声が高まっている。

以下、各人の公式SNSから引用して随時追記する。

石平氏(評論家)
香港は31日に大きな山場を迎えよう。大規模デモを敢行した場合、香港政府がそれを理由に「緊急法」を発動しデモ隊を駆逐すると同時に中心人物に対する大逮捕を一斉に行う。それでも収まらない場合、次の段階は人民解放軍の出動もありうる。デモ参加者の無事を祈る。

三浦瑠麗氏(国際政治学者)
もう一つ上の鎮圧段階に入ったようだ。おそらく香港警察は自己保身もあって、人民解放軍による直接鎮圧をせずに収束させるためにあらゆる手を尽くすだろう。

石井英俊氏(国際戦略家)
陳浩天氏(元・香港民族党召集人)の不当逮捕に抗議する。昨晩深夜、香港空港から日本に向かう出国手続きの際、拘束された。罪状も示されないままだ。イミグレで別室に移され、逮捕されるぎりぎりまで、私はやり取りをしていた。黄之鋒と周庭も今日逮捕された。いよいよか…/香港で凄まじい一斉逮捕が始まった。昨夜の陳浩天に始まり、黄之鋒や周庭が報じられているが、地方議員などもどんどんやられている。天安門虐殺のような分かりやすい形ではなく、静かに大弾圧を展開しようとしている。台湾総統選挙への影響と10月1日の期限という連立方程式の答えがコレか。

ランダムヨーコ氏(ビデオブロガー)
私達夫婦の親しい友人で前・香港民族党招集人の陳浩天氏が夜中に日本へ発とうとしたら彼は現地の空港で逮捕された。続いて、今朝、香港衆志の黄之鋒氏と周庭氏も逮捕された模様。いずれも、何かの犯罪を犯したというわけではないし、警察側の言い分もハッキリしない。

百田尚樹氏(作家)
いよいよ始まった。中国はかつての天安門のように学生を戦車で踏みつぶすことはしないが、デモの幹部を一人ずつ拘束していくだろうと私は言った。拷問に耐えられる人はいない。こうして次々に拘束拷問を繰り返していくだろう。私たちは現代の恐怖をリアルタイムで見る。/私はずっと「香港の人たち、デモを頑張れ!」とは言わなかった。本当に頑張れば、拷問と死が待っているからだ。クーラーのついた快適な部屋で、あるいは喫茶店でコーヒーを飲みながら、スマホに「香港加油」なんて気軽に打ち込めなかった。今はただ命の無事を願う。

坂東忠信氏(外国人犯罪対策講師)
中共が明日8.31大規模デモを前に周庭さんらを逮捕拘束したのは、デモ隊側の過激な反応を引き出すためか。デモの犯罪行為を鎮圧の大義名分にすべく、デモ隊側に工作員を潜在させ警察官を殺害させたり、爆弾を使うなどの偽装過激活動工作展開の予感。

門田隆将氏(ジャーナリスト)
遂に露骨な弾圧が始まった。フォローしている周庭氏のTwitterが更新されないと思ったら、やはり拘束されていた。黄之鋒氏も同様。この土日が危ない。入り込んだ当局の狼藉者が介入の口実を創る。今はデモの回避を。あなた達の踏ん張りは世界が認めている。頼む、命が第一だ。

上念司氏(経済評論家)
アグネス・チョウさんは香港デモの模様を日本語でTweetしてた人です。当局が拘束したとのこと。自由を叫ぶことが罪なんですか?共産党許せん!!/香港デモは正念場。リーダー拘束でデモ中止に追い込む気だな。負けるな!!香港加油!!

全体の逮捕者数は600名以上

現地紙などによると、6月のデモ開始以来香港警察に逮捕された人数は600名以上に上る。中には16歳の少年もいたという。

【追記】8月31日のデモ中止を発表

香港デモ主催者の一人である岑子杰氏は30日に記者会見し、31日に予定されていた大規模デモの中止を発表した。「警察の許可が出ず、参加者の安全を確保できないため」としている。

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