【夫婦時事解説】 北朝鮮がまたミサイル発射!?今こそ敵基地攻撃能力を!

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人気Youtuberランダム・ヨーコさんと、そのご主人・石井英俊さん(国際戦略家)がお送りする人気番組「夫婦時事解説」の一部をテキスト化してお送りします!ぜひ動画もご覧ください。

YOKO
みなさんこんにちは!今日も夫婦時事解説をやっていきたいと思いまーす!今日は8月17日ですね。
石井英俊
昨日(16日)、また北朝鮮がミサイル撃ちやがって…
YOKO
撃ちやがって(笑)
石井英俊
この3週間で6回目!
YOKO
ありえないよね!ズンドコ撃たせといて良いわけ?!
石井英俊
ボルトン(米大統領補佐官)が明確に言ってるけど、これはもう国連決議違反であることは明らかじゃないかと。なんだけど、日本政府としては明確な抗議はしていなということなんですよね。だから今日の産経新聞の見出しは「北挑発/緊張欠く日本」になっている。
YOKO
その通りだね(笑)
石井英俊
短距離ミサイルで大した距離は飛んでないんだけど、新型ミサイルなんですよ。ロシア製のイスカンダルではなくって…。イスカンダルは宇宙戦艦ヤマトだ。
YOKO
知らんがな(苦笑)
石井英俊
とにかくロシア製ミサイルの改良型ということで、低いところを飛んできて、角度を変えることができる。だから日本のミサイル防衛網(イージス艦とか)をかいくぐってくる可能性が高いらしい。このイスカンダルじゃなくて、「イスカンデル」。
YOKO
へー。
石井英俊
これは日本の安全保障にかなり重大な問題があって、ご存じの通り日本は専守防衛だから、撃たれたら撃ち返します。ていうか「撃たれた分だけ撃ち落とします」っていう国だから、撃ち落とし損ねたらどうなるのっていう話なんだけど、とにかく一方的に撃たれるわけでしょう。で、撃ち落とすのも難しいやつを向こうが開発してきたわけですよ。だからここでやっぱり言わなければいけないのが、「敵基地攻撃能力」!
YOKO
うん!
石井英俊
ミサイルを撃ち落とすのは難しいんだから、敵のミサイル発射基地を攻撃するのは、あくまで防衛の範囲内。実はこれは、憲法改正の必要は無いんです。これまでの日本の歴代政権の中でも国会答弁で認められていて、今の憲法9条のままでも、敵基地を攻撃することは合憲なんです。
YOKO
んー!そういう話が出ている?
石井英俊
国会答弁で明確に出ている。鳩山内閣…鳩山由紀夫じゃなく、お父さん(※)の方ね。

※鳩山一郎(はとやま・いちろう)明治16年生まれ。第52・53・54代内閣総理大臣。55年体制最初の内閣総理大臣。

YOKO
はは(笑)
石井英俊
他に手段が無い場合に「座して死を待つのが憲法の精神とは考えられない」と。当たり前だよね(笑)撃たれたからといってポケーっと死ぬことはない。
YOKO
常識があればね(笑)
石井英俊
やっぱり当時の人は常識がある。たとえ憲法9条があっても、敵基地を攻撃することはできる、と。だから敵基地攻撃は持てるんです。なんで持たないかというと、単に政府が持たない(と言っている)だけ。
YOKO
えー!!なにそれ!
石井英俊
これに関しては法律すら関係ない話。政府がお金を出して、「この装備買います」って言ったらもうそれで終わり。
YOKO
それをしてないってありえないよね!
石井英俊
実はコソッと、ちょっとやってるんだけど。例えば戦闘機に積むミサイルなんだけど、今までよりも遠くに飛ぶものを今度買うことにしたんですよ。もう予算通ったんだけどね。だから「実質的な敵基地攻撃能力」と呼ばれています。
YOKO
うんうん。そうだよね。
石井英俊
ちょっとしか飛ばなかったら北朝鮮の基地には届かないんだけど、かなり飛ぶやつを持ったわけ。で、それを持つための理由がね、島嶼奪還作戦と言って、例えば尖閣諸島が敵に奪われた時、それを取り戻す作戦に使いますよ、と。
YOKO
それって要は…
石井英俊
まあ、別に南方で使わなくても北朝鮮に向かっても使えるわけだから。あとは政府がやると言うか言わないかだけの問題で…
YOKO
なんか映画の『シン・ゴジラ』を思い出す(笑)総理!総理!って…
石井英俊
だから安倍政権が一生懸命頑張ってるし、努力しているのはわかってるんだけど、どうにもその辺が煮え切らない。なんで煮え切らないかというと、やっぱり国民世論が付いてこないという不安があるわけだよね。
YOKO
そうだね。
石井英俊
バーンとやります!というとまたマスコミが「軍靴の足音が聴こえてくる!」と…
YOKO
向こうから聴こえてきてるんだけど!(笑)
石井英俊
そう。足音どころか、ミサイルが飛んできてる(笑)
YOKO
聴こえんのか?!みたいな(笑)
石井英俊
そういうわけだから、当然「敵基地攻撃論」は議論しないといけないだろうと。常に先を見ていかないといけない。みなさん北朝鮮にムカついてるかも知れないけど、こういう状況を逆に利用して敵基地攻撃能力を持てるようにするという議論に持っていかないと。みんなでリードして行きましょう。
YOKO
受け身じゃなくて良いんだよ、みんな(笑)

石井英俊(いしい・ひでとし)国際戦略家。自由インド太平洋連盟副会長。九州大学卒業後、塾講師、経済団体職員、選挙出馬を経て、現在、アジア問題専門家として情報発信している。平成29年10月、月刊「正論」に『香港にも慰安婦像が建っている理由』発表。

randomyoko(ランダム・ヨーコ)/日米戦略アドバイザー。YouTube NextUp賞受賞。トランプ大統領の当選を予測したことで一躍有名になり、メディアにも取り上げられた。「正論」「JAPANISM」などの言論誌にも論文が掲載されている。公式ファンクラブ(camp-fire.jp)では毎月限定動画を視聴できる。

『東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる』
講談社 (2017/10/5)
兵頭二十八・著

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