平成29(皇紀2677)年9月22日、青山繁晴参議院議員(自民党)は福岡市内で講演し、2年後に予定されている消費税の増税(8%→10%)に反対する意向を示した。
消費増税の目的として財務省などが挙げている「財政健全化」について、「財務省は国の借金を1000兆円と言いながら、国の財産を計算していない。財務省は嘘をついている」と激しく批判した。
さらに、「消費税が1割になれば、購入額に対する税額分がわかりやすくなり、負担感が増えて誰もモノを買わなくなる。財務省は国民の足を引っ張っている」と述べ、増税すれば景気悪化を避けられないとの見通しを示した。
安倍首相は解散のタイミングによっては消費増税の「凍結」も模索していたとされているが、解散が早まったことで「増税後、消費税の使い道を変える」という公約になるのではないかとの観測が強まっている。
青山参院議員はこの時期に衆議院解散が決まったことについて、北朝鮮情勢が関係しているとの見解を示したが、その根拠についてはオフレコとなった。
今回の講演会は鬼木誠衆議院議員(自民・福岡2区)の招きにより実現した。青山議員と鬼木議員は、女性宮家の問題に関する国会議員の勉強会などを通じて親交を深めたという。期せずして講演会は鬼木議員の「決起集会」の様相を呈することになった。
青山議員は鬼木誠衆院議員について、「間違いなく国のために命をかけることのできる国士。政治家は本来そうあるべきで、特に今は国のために死ねる政治家が必要」と高く評価した。講演会には300名を超える市民がfacebookなどを通じて集まった。
▽鬼木誠衆議院議員公式サイト
https://www.onikidon.com/
本山貴春(もとやま・たかはる)独立社PR,LLC代表。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会副代表。福岡市議選で日本初のネット選挙を敢行して話題になる。大手CATV、NPO、ITベンチャーなどを経て起業。