京都6区は3党の激戦 自民はポスター貼り替えの「奇策」

総選挙も終盤戦に入った。京都府6区は、届け出順に維新新人の中嶋秀樹氏、立憲前職の山井和則氏、自民元職の清水鴻一郎氏の3名が立候補し、激戦が繰り広げられている。

6区は、平成15年から5回連続で山井氏が小選挙区で当選していたが、4年前の前回は、自民党の安藤裕氏が小選挙区で初議席を掴み、「山井王国」を陥落させた。得票数は、安藤氏が101,977票、希望の党(当時)の山井氏が100,338票と票差はわずかに1,639票であった。

今回は、7月に安藤氏が急遽不出馬となり、自民党は後任に元衆議院議員の清水鴻一郎氏を擁立した。清水氏は75歳と高齢であるため、党の内規により比例代表との重複立候補ができない。そのため小選挙区1本での勝負となった。

その清水陣営であるが、選挙戦中盤となる10月25日頃から公営掲示場に掲示していたポスターの大部分を貼り替えていることが確認された。

これまで清水陣営は、顔写真入りの一般的なポスター(冒頭写真参照)であったが、貼り換え後の新しいポスターは、顔写真をなくし、赤色をベースとして名前を大きく表示し、「自民・公明か!立憲・共産か!」という少々刺激的なキャッチコピーが掲載されている。

清水陣営の新しいポスターが掲示されている公営掲示場

このポスターが意図するところは、清水陣営が「中嶋を振り切り、山井にあと一歩まで詰め寄っている」という認識ではないかと推察する。

中嶋陣営は「維新は眼中にないということか」と反発し、山井陣営も「写真を掲載しないのは、75歳という高齢を隠したかったのでは」という見方を示している。

筆者が清水陣営に取材をおこなったところ、当該ポスターは公示日以降に急遽印刷されたものとした上で「候補者の希望で貼り替えたと聞いており、それ以上のことは承知していない」という回答であった。党本部や京都府連の意向については否定した。

このポスターは、得られる票もあれば失う票も多いように感じる。清水陣営の「奇策」は、果たして吉と出るか凶と出るか。

投開票は10月31日である。各陣営とも最後の訴えに力を入れている。

芦田祐介(あしだ・ゆうすけ) 昭和58年生まれ。京都府久御山町議会議員(1期目)。平成23年行政書士試験合格。平成31年4月初当選。


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