国際人権団体FIPA、中共による国家安全法制定に抗議 天安門事件の日に

チベット、ウイグル、南モンゴル、台湾、香港、インド、ベトナム、日本にまたがる国際人権組織「自由インド太平洋連盟=FIPA(会長ラビア・カーディル女史)」は、西暦2020年6月4日、中国共産党による香港への国家安全法制定に抗議する声明を発表した。

FIPAは声明の冒頭で、西暦1989年6月4日の天安門事件について「中国政府は事件の犯罪性を認め、被害者に謝罪し、歴史を直視しなければならない」とした上で、国家安全法について「中国政府は、イギリス、香港市民、そして世界に対する国際公約を踏みにじった」と強く非難している。

以下に、声明文の全文を掲載する。

香港版国家安全法制定についての声明文

本日6月4日、天安門事件の日にあたり、改めて中国共産党政権による残虐非道なる虐殺と人権侵害に対し、我々は強く抗議する。中国政府は事件の犯罪性を認め、被害者に謝罪し、歴史を直視しなければならない。

さて、5月28日、中国全国人民代表大会において「香港に国家安全法を制定する決議」が 採択された。我々は強く非難するとともに抗議の声を挙げる。

そもそも香港基本法23条において国家安全に関する法律は香港自らが制定することとされていた。香港立法会を無視して、中国全人代がこのような決定を下す法的根拠はどこにも存在しない。

中国政府の今回の決定は、1984年の中英共同声明に明確に違反している。一国二制度は終焉した。中国政府は、イギリス、香港市民、そして世界に対する国際公約を踏みにじったのだ。香港市民が中国政府の支配下に甘んじなければならない国際法的根拠は、もはやどこにも存在しない。

我々は、自由なる香港市民が、自由にその将来を決定することを支持する。中国への制裁を発表したアメリカをはじめ、自由のために戦う国々を我々は支持する。中国共産党政権によるあらゆる人権侵害と侵略を強く非難し、断固たる決意を持って戦うことを宣言する。

2020年6月4日 自由インド太平洋連盟

Statement

On May 28th, the National People’s Congress of the People’s Republic of China (NPC) approved “a resolution for a national security law for Hong Kong.” We strongly condemn and voice our protest against this.

Originally, Article 23 of Hong Kong’s Basic Law stipulates that the Hong Kong government shall enact laws on its own. There is no legal basis anywhere for NPC to make a decision such as this. The decision by the Chinese government this time clearly violates the Sino British Joint Declaration signed in 1984. ‘One Country, Two Systems’ has met its demise. The Chinese government trampled not only the UK and Hong Kong citizens under foot, but also the international commitment for the world. There is no international legal basis anywhere that binds Hong Kong citizens to live under the Chinese government’s rule any longer.

We support that free Hong Kong citizens self-determine their own future freely. We support countries fighting for freedom such as the U.S that has announced to impose sanctions against China. We hereby declare that we strongly condemn any kind of human rights violation and aggression by the Chinese Communist Party regime, and that we will fight with our firm determination.

June 4th, 2020
Free Indo-Pacific Alliance

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