人気Youtuberランダム・ヨーコさんと、そのご主人・石井英俊さん(国際戦略家)がお送りする人気番組「夫婦時事解説」の一部をテキスト化してお送りします!ぜひ動画もご覧ください。
今日はゲストをお招きしました。選報日本の本山貴春さんです。選報日本はどんなサイトですか?
ありがとうございます。選報日本は「ニュース深掘りサイト」です。重要なニュースを選んで解説をつけて配信しております。
選報日本は無茶苦茶内容が良くて、自由インド太平洋連盟でのわれわれの活動が、いちばん載ってるサイト。しかもポイントが整理されてて、大阪でのG20で習近平に対する抗議活動をやったわけだけど、チベット・ウイグル・南モンゴル・香港・台湾から参加者が来て、テレビにも出たけれど(マスコミでは)詳しいことはわからないわけだよね。モンゴル人の楊海英先生が「本当は会場にチベット人もモンゴル人もいたのに」と書いてたけど、結局ウイグル人と香港人のことしかマスコミに出なかったのよ。
だからそれが「残念」と楊海英先生が「正論」に書いてたんだけど、その辺をきちんと書いてくれてるじゃん。
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そういうところまで選報日本にはピックされてるね。この「夫婦時事解説」もテキスト化してもらってます。ところで、選報日本を運営しながら最近気になるニュースはありましたか?
今日(収録日)が10月5日ですが、横田めぐみさん55歳の誕生日です。
拉致被害者救出運動にずっと携わっている者としても、拉致被害者に関するニュースがいちばんですね。
それくらい力を入れて、缶バッジも作っちゃったそうで!
(拉致被害者救出運動のシンボル)ブルーリボンの新しい缶バッジですね。

ブルーリボンバッジってピンバッジが有名で、安倍総理もつけてるんですけど、どうしてもスーツとかのジャケットを着てないと、つけにくい。なので普段着でもつけれるようにということで缶バッジを作りました。

それ良いね!救出運動の支援にもなるので、ぜひ応援しましょう。
産経新聞に横田めぐみさんの弟・拓也さんが書いてるけど、「いらだちが本音」。結局これなんだよね。小泉総理の平壌訪問が平成14年で、あのとき盛り上がって…
めぐみさん55歳 拓也さんインタビュー 「いらだちが本音」 最愛の姉と別れ40年以上、自身は家族会の中心に
5日で55歳の誕生日を迎えためぐみさんが拉致されて、今年で42年。拉致を信じてさえもらえず、無関心とも闘ってきた親世代に比べて進展してきてはいるが、具体的な成果がない。/「こんなに長い時間がかかっているのに、なぜ解決しないのか。政府は『できることはやっている』というが、北朝鮮に帰国を決断させるために整えるべきことは、まだまだあるはず」。そして、「いらだちが本音です」とも言った。
(10月5日:産経新聞)
毎年毎年「今年こそが最後」と、特にここ数年は「時間がない」っていうのが定番化したキャッチフレーズになっちゃってる。異常な状態ですよね。
毎月署名活動をやってるんですけど、そこに来ている人たちも、やっぱり小泉訪朝による5名帰国の前後に運動に参加するようになった人が多いんですよ。
いま選報日本に、そんな署名運動に参加している人たちのインタビュー記事を連載しています。
いままでずっとやってきた、外務省中心の、とにかく話し合いによる交渉、お金をあげたり経済制裁したりという飴と鞭。これでずっとやってきましたけど、われわれ運動をやってる人間としても、これじゃもう無理だろうと。
もっと日本が力を持って、実力で(北朝鮮に)脅しをかけていく必要があるだろう、という感じにいま変わってきていますね。
結局、「交渉やってます」みたいなね。「やってる筈だ!」みたいな。
実際やってないですよね。日本の外務省は北朝鮮の外交担当部署とやりとりをしてるんですけど、そこには権限がない。
何にもならないよね。もう、目的すらはっきりしなくなってきてるみたいな…
「取り返す」っていうことをはっきり(外務省が)言わない。そういう表現をしない。「侵略」という表現もしないし。
「拉致は侵略だ」っていうキャッチコピーでチラシやポスターを作ったら、行政側から「侵略という言葉は使わないでくれ」と。
最終的には「拉致は◯◯だ」と伏せ字にして使いました。
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福岡市役所内にある会場の正面にも「拉致は◯◯だ」とでっかく掲げられて、強烈だったよね。

伏せ字にされた「侵略」
侵略(という言葉が)なぜ嫌かというと、侵略の後には「戦争」がつくわけですよね。
とにかく戦後の日本は「戦争」という言葉を恐れているというか、それがタブーになってるんですよね。
丸山穂高さん(衆院議員)の「北方領土を取り返すために戦争はアリですかナシですか」じゃないけど、「拉致被害者を取り返すために戦争はアリですかナシですか」っていうぐらいのことを、国会で誰か質問しないかな、と。
国会じゃなくても、本当はそういう議論があって然るべきかも。でもその議論は流石に誰も言い出せない。
中山恭子さん(参院議員)が、安保法制の時にそれに近い質問をしましたね。「安保法制によって自衛隊は北朝鮮に拉致被害者救出に行けるんですか?」と。政府の回答としては「それはできませんよ」っていう話で、「それは何とかできるようにした方が良いんじゃないですか」と(中山議員は)提案されてました。
確かにあれは言ってくれたよね。(安保法制では)相手国の同意がないと自衛隊は入って行けないっていうことでしょ?
北朝鮮が同意するわけない(笑)そんなバカな話があるわけない。
(朝鮮半島が)混乱状態になって韓国が北朝鮮の施政権を握ったとしても、韓国が「良い」と言うとは限らないわけですよね。
そう。韓国が、自衛隊が(朝鮮半島に)来ることをOKするとは限らないから。国連あるいは米軍統治下になると米軍は賛同してくれるかも知れないけど、韓国はわからない。
ただ、軍隊っていうのは、相手国の同意なんか関係ないですからね。
そうそう、同意があるなら別に軍隊じゃなくて良い(笑)
そういうことを含めて、昔から言ってるからね。今に始まった話じゃないんだよね。
難しいのは、長引いて、みんなが精神的に疲弊してくるところがね…
それこそ選報日本のインタビュー記事読んでほしいんだけど、毎月2時間署名活動をやってる人たちなんだよね。それも20年以上、ずーっとやってる。どんな思いでやってるのか知ってほしい。活動に関わっている人の本当の思いだよね。
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石井英俊(いしい・ひでとし)国際戦略家。自由インド太平洋連盟副会長。九州大学卒業後、塾講師、経済団体職員、選挙出馬を経て、現在、アジア問題専門家として情報発信している。平成29年10月、月刊「正論」に『香港にも慰安婦像が建っている理由』発表。
randomyoko(ランダム・ヨーコ)/日米戦略アドバイザー。YouTube NextUp賞受賞。トランプ大統領の当選を予測したことで一躍有名になり、メディアにも取り上げられた。「正論」「JAPANISM」などの言論誌にも論文が掲載されている。公式ファンクラブ(camp-fire.jp)では毎月限定動画を視聴できる。
本山貴春(もとやま・たかはる)独立社PR,LLC代表。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会副代表。福岡市議選で日本初のネット選挙を敢行して話題になる。大手CATV、NPO、ITベンチャーなどを経て起業。新著『日本独立論:われらはいかにして戦うべきか?』(Amazon kindle)。月刊国体文化に未来小説『恋闕のシンギュラリティ』を連載中。