【統一地方選】福岡市議候補(東区)とみなが正博「真っ直ぐに!」

拉致問題
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福岡市議選に立候補している「とみなが正博」候補は、15年以上も前から拉致被害者救出運動に取り組むなど、まだ40歳と若いが福岡における保守運動の古株だ。

ちょうど4年前、維新の党(当時)公認候補として初めて立候補し、最下位で初当選した。その後、福岡空港民営化問題など維新の会との方針の違いから同党を離党し、今回は自民党の推薦を得て無所属での戦いとなっている。

今回、福岡市議選に立候補しているのは総勢89名、定数62議席を争っている(東区は17名/12議席)。その中で、とみなが正博候補は中卒で力士出身という異色の経歴をもっている。

なぜ中卒で力士を目指したのか。その理由は、とみなが正博候補の置かれた家庭環境にあった。父親は経営者だったが離婚し、母子家庭で育つ。生活は厳しかったものの、母親は子供たちに衣食住で不自由を感じさせることはなかった。

しかし大人になって思い返してみると、母親は一年中同じ服を着ており、美容院にも行かず、食事も子供達の前でとることがなかったという。そんな母親の教えが、「決して人前で涙を見せてはならない」というものだった。

家計は高校に進学できる状況ではなく、とみなが正博氏は手っ取り早く稼いで母親を楽にさせたいと考え、相撲部屋の門を叩く。そこで非常に厳しい稽古に取り組んだ。相撲部屋での下積み経験が、打たれ強い人格を形成する。

中学時代にイジメにあったことも、力士を目指す理由となった。自殺を考えたこともあったけれど、苦労して育ててくれた母親の顔を思い出すと、死ぬよりも「強い男になろう」と決意したのだ。

しかし、あまりに厳しい稽古についていけず相撲部屋を辞め、今度は弱者のために働こうとする。

そこで始めたのが、NPO団体による「ホームレス自立支援」の仕事だった。その際出会ったホームレスの大半は、たまたま不幸が同時に重なり、やむなくホームレスになってしまったということを知った。

「ホームレスになるくらいなら生活保護を申請すればいいのに」と思われるかも知れない。そう言うと「離婚した妻や親族に役所から通知が行くから、それはできない」とかえってきたそうだ。

北朝鮮による拉致問題でもそうだが、基本的に、とみなが正博候補の目は社会的弱者や犯罪被害者に向けられている。

議会質問の中で拉致被害者家族の思いを切々と訴える様子は、聞く者の心に響くものがあった。その結果、福岡市内における「アニメめぐみ」の上映率は8倍になる。とみなが候補は救う会福岡の副代表としても活躍している。

選挙期間中、とみなが候補が繰り返し訴えていることの一つに、「福岡市内で虐待死させられる子供をゼロにしたい!」というものがあった。そういうことを言って票が増えるわけではないだろう。しかし言わねばならないと考えているのだ。

キャッチコピーは「真っ直ぐに!」。まさに、とみなが正博という男をあらわすのにピッタリの言葉だ。若さと情熱で、福岡市政に真っ直ぐに挑戦していただきたい。

本山貴春(もとやま・たかはる)独立社PR,LLC代表。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会副代表。福岡市議選で日本初のネット選挙を敢行して話題になる。大手CATV、NPO、ITベンチャーなどを経て起業。

本山貴春

(もとやま・たかはる)選報日本編集主幹。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会事務局長。福岡大法学部卒(法学士)。CATV会社員を経て、平成23年に福岡市議選へ無所属で立候補するも落選(1,901票)。その際、日本初のネット選挙運動を展開して書類送検され、不起訴=無罪となった。平成29年、PR会社を起業設立。著作『日本独立論:われらはいかにして戦うべきか?』『恋闕のシンギュラリティ』『水戸黄門時空漫遊記』(いずれもAmazon kindle)。

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