#もともと残酷で有名だった 小坪慎也市議が戦い続ける理由(3)

近年、保守系のブロガーやYoutuberのアカウントが運営会社によって強制的に停止されたり閉鎖されたりする事件が頻発している。

あるいはGoogleなどの自動広告配信サービスを利用することで、サイトの運営資金を賄っていた保守系個人サイトへの広告配信が停止される事件も起こっている。

これら事件の背景には、左派勢力による「集団通報」がある。ウェブサービスの多くは、多数のユーザーから「内容が不適切である」などの通用があると自動的に当該アカウントを停止する仕組みがあり、これを悪用したものだ。

小坪市議は政治家としてブログによる発信を続けてきた経験から、保守側も言論プラットフォームを自衛する努力が必要、と訴えている。そのための壮大な実験が今月始まった。

小坪慎也市議(行橋市)インタビュー
聞き手:『選報日本』編集主幹 本山貴春

Q.まとめサイト『保守速報』の支援を始めるそうですが、経緯とこれからの展望を教えてください。

私のブログは今でこそ常時ブログランキング上位にありますが、以前はそれほどでもありませんでした。それがある時、「外国人扶養控除問題」を取り上げた際に、『保守速報』が全面的に応援してくれて、芸能人のブログまで抜いて全国総合1位になったのです。

『保守速報』のブログ運営者が私のブログを読んで「こいつは面白い、みんなでクリックしてランキング上位に押し上げよう」と言う記事を何本もアップしてくれました。一旦、上位になってのち、そこから数年は自力でいまのポジションを維持しておりますが、スタートには保守速報の支援がありました。

その『保守速報』が左翼教授や「しばき隊」の扇動する「広告剥がし」の標的にされてしまいました。YouTubeの「垢BAN祭り」の延長で、集団通報を受けたのです。それにより、全てのアフィリエイト広告の出稿が停止し、復活する見込みもありません。

これはある意味「言論活動」を行う上でのコストとも言えます。こういうことが起こることはあり得るのです。

そもそも、読者であるネットユーザーにとっては無料で公開されているブログですが、ブログ運営者には取材やサイト維持のためのコストが発生しています。

1日30万アクセスを集める『保守速報』ほどのサイトですと、サーバーの維持だけで毎月莫大な費用がかかります。ウェブ経由の攻撃もありますので、そのような攻撃からシステムを守るとすると人件費もかかります。

そのような保守の言論プラットフォームを守るために、読者も支援すべきではないでしょうか。

勿論、集団通報による「広告剥がし」や「垢BAN祭り」のような行いは、相手方との議論に勝てないから口を封じようという一種の言論弾圧であって、許容されるものではありません。言論人としても、政治家としても認めることはできない行為です。これは保守・左派、関係ないことで、私はそれが逆の方向であれ、同じ思いをもちます。

たとえ思想が違っても議論はできますし、私も左翼と冷静に議論して新しい気づきを得られたことは多々ありました。

従って、保守陣営側が対抗措置として同じようなことを組織的にやるべきとは思いません。誰かがそれを呼びかけたときに敢えて反対はしませんが、私は賛同しません。

そうではなくて、保守の言論プラットフォームを維持するための固定費をみんなで捻出するということを提案したいと思います。SNSも民間企業が運営しているものですから限界があります。自前のプラットフォーム、通報されても落ちないサーバーを持つ必要があります。

言わば、ノイジーマイノリティーの攻撃によってサイレントマジョリティのプラットフォームが破壊されないように、資金力をつけて耐朽性のあるプラットフォームを作る。これが私の提案です。

そのために、いまEC(ネット通販)サイトの開設を準備しています。『保守速報』のみならず、同様の活動を行う人たちの支援をする媒体を作りたい。

仕組みはアイドルのノベルティグッズと同じです。まずは『保守速報』のオリジナルしおりを作り、販売します。「しおり」は嵩張りませんし、形として残ります。しかも原価が安いので、売上の大部分を『保守速報』など媒体の運営資金にできます。

ECサイトの名称は『保守基金』とし、順調に行けば8月上旬にα版をスタート(※)させます。将来的には商品も増やし、デジタルコンテンツ販売にも対応していく予定です。ある新聞社から、電子版を販売できないかという相談も受けています。

保守基金 https://hosyukikin.jp
(9月中旬にβ版がスタートした)

『保守基金』は保守系のインフルエンサーを支援するためのものであり、経費を除く売上は一種のライセンス料としてインフルエンサーに提供されます。従ってこの事業自体は、ほとんど利益はあがらないでしょう。しかしこれができれば、保守勢力が自前のAmazonを持ったようなもので、意義は大きいと思います。

Q.最後に、同世代や若い世代に対してメッセージをお願いします。

「わがままになれ」とは言いませんし、組織人としての考えも持たないといけないでしょう。社会に迎合する正義というものもあると思います。

しかし、言いたいことは言わないと世界は変わりません。

だから、「貫くもの」をみんなに持って欲しい。常に喧嘩しろ、という意味ではなく、譲ってはいけない一線を考えて欲しいと思います。

私は自分を貫くために議員になりました。他人は私のことを「わがままだ」と言いますが、たとえ議員でなくとも黙っていてはいけない場面って絶対ある筈なんです。まぁ、所属する組織と喧嘩しすぎて会社をクビになってはいけませんけれど。

組織の「和」は大切ですから、沈黙が美徳になることもあるでしょうが、それでも黙っちゃいけない時があります。積極的に反論しないまでも、本当に相槌を打つべきタイミングなのか、相槌を打ったらいけない時があります。

これまでマジョリティの沈黙がノイジーマイノリティーを勢いづかせてきた経緯があります。だから、まずは相槌打つのを止めようよ、と。たとえそれで空気が悪くなっても良いじゃないですか。無闇に迎合すべきではありません。

(全3回/了)


小坪慎也(こつぼ・しんや)/昭和53年福岡県生まれ。九州工業大学工学部卒。平成24年、行橋市議会議員に初当選し現職。全国区の保守活動家として活躍。ブロガーとしても著名で、最大値で年間アクセス2億PVを稼ぎだす。ロビイストとして、国会議員への陳情は最大時で70事務所以上。持ち前のフットワークの軽さと実行力から、全国に活動家仲間・地方議員仲間が多い。平成30年から救う会福岡副代表。

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