令和3年10月3日、防衛省は護衛艦「いずも」において米海兵隊ステレス戦闘機F-35Bの発着艦検証作業を実施した。海上自衛隊の艦艇にF-35Bが発着艦したのは初めて。
防衛省は今回の検証について「米海兵隊のF-35Bが『いずも』へ発着艦できることが確認されたことは、日米の相互運用性の向上に資するものであり、日米同盟の抑止力・対処力の強化につながる」としている。
「いずも」は海上自衛隊初のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)で、令和2年度予算から改修費31億円でF-35Bの発着ができるよう改修が行われていた。
F-35Bは短距離離陸・垂直着陸が可能で、日本政府は105機を米国から購入し、内42機が「いずも」搭載予定となっている。同型艦「かが」も同様に軽空母化が実施される予定。
10月3日、海上自衛隊 #護衛艦「#いずも」🇯🇵が #米海兵隊🇺🇸の支援を受け、初のF-35B戦闘機の発着艦による検証作業を行いました。海上自衛隊は引き続き、航空自衛隊 に導入予定のF-35B戦闘機運用能力獲得に向け、「いずも」型護衛艦における所要の改修を進めて参ります。#F35B pic.twitter.com/Ri3LqjeiLN
— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) October 5, 2021
海上自衛隊の空母保有は、創設以来の悲願だった。「いずも」をモデルとした漫画『空母いぶき』(かわぐちかいじ作)は映画化もされている。
選報日本/編集部
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