ハリウッド版ゴジラの続編となる新作映画が今年の5月に公開される。今回ゴジラに挑むのは、米国を代表する怪獣「キングコング」だ。日本人俳優としては小栗旬が出演することでも話題になっている。
予告編を見ると、ゴジラが「破壊神」、キングコングが「守護神」と銘打たれており、ゴジラの来襲からキングコングが人類を守るというストーリーのようだ。キングコングが米国で作られたのはなんと西暦1933年に溯る。90年近い昔だ。
「キングコング」は過去8回映画化されており、直近の作品は2017年の『キングコング: 髑髏島の巨神』。ちなみに前回ゴジラと対決したのは1962年の『キングコング対ゴジラ』で、ゴジラシリーズを手がけてきた東宝が制作した。因みにこの時の「対決」は相打ちだったらしい。
キングコングの初期設定は「先史時代の類人猿」とされており、知性や感情をもつ人間に近い存在として構想されていた。その体長は当初「5.5メートル」だったが、作品を重ねるごとに巨大化し、2017年版では「31.6メートル」になっている。
巨大化していったのはゴジラも同じで、当初は「50メートル」、平成時代には「100メートル」、『シン・ゴジラ』では「118.5メートル」にまで成長した。今年公開の映画ではゴジラとキングコングの大きさは同じくらいに見える。
ツイッター上で「場外乱闘」
そんな話題作に便乗したのか、KFC(ケンタッキー・フライドチキン)の公式アカウント(スペイン版)が怪獣対決をファーストフードの競争になぞらえるパロディ画像を投稿し、7万回以上リツイートされている。
パロディ画像ではゴジラを「バーガーキング」、キングコングを「マクドナルド」になぞらえているのだが、両者に「バッドを持った犬」が襲いかかるというものだ。
— KFC (@KFC_ES) February 15, 2021
このブラックユーモアな投稿に対し、バーガーキングの公式アカウント(スペイン版)が即座に反応。「バッドを持った犬」がポパイズに紐で繋がれている画像を投稿した。ポパイズは日本では馴染みがないが、「ポパイズ・ルイジアナ・キッチン」という米国のファーストフード・チェーンのことらしい。
— Burger King España (@burgerking_es) February 15, 2021
その後も、一般ユーザーを巻き込んだパロディの応酬は続いている。
映画とは無関係な場外乱闘だが、日本の企業アカウントがやれば炎上しそうな投稿である。スペイン人はそれだけ「おおらか」ということなのだろうか。
選報日本/編集部
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