【横田滋さん逝去】北朝鮮にいる横田めぐみさんにどう伝えられるというのか

令和2年6月5日、拉致被害者・横田めぐみさんの父親で、元家族会代表の横田滋さんが老衰により亡くなった。87歳だった。8日、神奈川県川崎市内の教会で葬儀が執り行われた。

日本銀行新潟支店に赴任していた昭和52(西暦1977)年、娘のめぐみさん(当時13歳)が行方不明となった。

平成9(西暦1997)年、めぐみさんが北朝鮮に拉致されたことがわかり、その後、家族の反対を押し切って氏名の公表に踏み切った。同年、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会を結成し代表に就任。

平成19(西暦2007)年の退任後も精力的に全国を周り、拉致被害者救出を訴え続けた。

横田滋さんの死去を受け、北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会(藤井守人代表)は「北朝鮮に囚われている横田めぐみさんへの手紙」と題する文書を発表した。全文は以下の通り。

北朝鮮に囚われている横田めぐみさんへの手紙

横田めぐみさんへ

とても悲しいご報告をしなければなりません。

今月5日、めぐみさんの、かけがえのないお父様、滋さんが亡くなりました。老衰でした。

いまだ北朝鮮に囚われ、帰国が叶わないめぐみさんに、このことをお伝えしなければならないことを、深くお詫び申し上げます。

私たちは日本国民として、めぐみさんを始めとする拉致被害者を取り戻すべく、20年以上努力を続けて参りました。

この運動の中心にいたのが、めぐみさんのお父様、滋さんでした。

国民の多くが北朝鮮による拉致のことを知らないときから、滋さんは立ちあがり、40年以上も、めぐみさんを救い出すために努力を続けられました。

私たちも微力ながら、なんとか、めぐみさんをご両親に会わせたい一心で、できる限りのことをしてきました。

しかし、取り返しのつかない事態に至ってしまいました。めぐみさんが私たちを恨んだとしても、私たちは何ら申し開きできません。

ただ、お父様、滋さんは、めぐみさんを救うために、血の滲む努力と、途方もない時間を費やしたこと、それは他ならぬ、めぐみさんへの愛ゆえであったことだけは、お伝えしなければならないと思います。

お母様、早紀江さんのご心痛を思うと、言葉もありません。私たちはあまりに無力であるために、お母様を慰める言葉もありません。

お母様を慰めることができるのは、めぐみさんだけでしょう。

だからお願いです。生きて下さい。じゅうぶん健康に留意して、生きて下さい。

もう少し、あと少しだけ時間を下さい。

めぐみさんをお母様に会わせるために、私たちは戦います。お父様のみたまに誓います。命を賭けて、あなたを救い出すと。

令和2年6月8日 北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会

sukuukai-fukuoka.jp

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