【詳報2】行橋市「不法占拠」鳥井田議員擁護派は?共産党も議事妨害

令和元年9月11日に行橋市議会冒頭で起きたことは、議会の存在意義が問われる異常事態だった。

議会と行政当局は二元代表制の関係にあり、行政側(市長を頂点とする執行部)の提案に対し議会はそれをチェックする役割を市民から付託されている。

にも関わらず、行橋市議会では市の公有地管理を巡る不手際に現職市議が関与していたというだけの理由で、当該議員と近い野党議員らが議事進行を妨害しようとしたのだ。

既報の通り、当日の本会議において朝一番に小坪慎也議員の質問が予定されており、事前通告として「行橋市議による市有地の不法占拠」と題し、①不法占拠の有無、②不法占拠している市議の名前、③時効取得、④過去の経緯などの質問内容が市と議員で共有されていた。

取材に応じる鳥井田幸生議員

この事前通告によって、自分の名前が出されることを察知した鳥井田幸生議員が「自分が居れば自由な討議ができない」と申し出て退出した。

まさかの「休憩動議」連続提出

その直後に大池啓勝議員が「議会運営方法に異議あり」として議運開催のため休憩を求める「動議」を出したのだ。その休憩動議に賛成したのは大池議員を含めた7名。しかし賛成少数により否決され、小坪議員の質問が始まるかに見えた。

「動議」を読み上げる大池議員

ところが、今度は日本共産党の徳永克子議員が全く同じ内容の休憩動議を出す。これも賛否が問われ、同じく賛成少数で否決。この時、再び大池議員が発言を求め、先程と全く同じ主張を繰り返したのだ。

壇上の議長はあきれ顔で、このままでは収集がつかないと思ったのか、休憩動議が否決されたにも関わらず、休憩を宣言し退席した。議場には市長ほか市職員が退席するわけにもいかず取り残されていた。

傍聴席の市民や報道関係者も、いつ議会が再開するのかわからず、ひたすら待ち続けたのだった。

結果的に、議会冒頭の「連続動議」は鳥井田幸生議員を守るための行為だったことが明らかになった。しかしこのような「議事妨害」は、極めて悪質と言わざるを得ない。

当日議会を傍聴した『選報日本』は、事前に配布されていた議場着席表から、事実上「議事進行を妨害」しようとした議員らの氏名を割り出したので以下に公開する。

休憩動議を出した議員(2名)

大池啓勝議員(無所属)

徳永克子議員(日本共産党)

休憩動議に賛成した議員(5名)

二保茂則議員(市民の会)

瓦川由美議員(市民の会)

西本国治議員(市民の会)

工藤政宏議員(市民の会)

田中次子(日本共産党)

「議事妨害」行為

以上の「議事妨害」行為は市議会が公式に公開している動画にも収録されている。ぜひご覧いただきたい。


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