令和元年7月に実施された参院選挙期間中、自民党の全国比例候補者として選挙活動を行なっていた和田政宗参院議員(当選)に対し、路上で暴行を行なった54歳の男が仙台中央署によって検察に書類送検された。公職選挙法違反の容疑。
7月10日、和田政宗候補(当時)は宮城県仙台市内で「練り歩き」と呼ばれる選挙活動を支援者とともに行なっていた。その場には和田議員のために来援した菅義偉官房長官も同行していた。
その際、候補者に近づく男性がいたため握手を求められたのかと思い手を差し出したところ、胸のあたりを強い力で2度殴った。現場の様子はたまたま動画撮影されており、SNSなどを通じて瞬く間に広まった。
選挙運動中の暴力行為について和田議員は「民主主義への挑戦であり断固戦う」と述べていた。今回の書類送検について「選挙運動を暴力で妨害しようという行為は断じて許されるものでなく、書類送検は警察が適切に捜査を行った結果」とコメントしている。
官房長官が私の応援に来仙。長官と街頭演説→商店街練り歩きをしたが、練り歩きの際、私が暴行を受けた。近寄る人がいたので握手を求めてきたのかと思い手を差し出したところ、胸をかなりの勢いで2度小突かれた。候補者に対する暴行は民主主義で最も重要な選挙に対する挑戦であり絶対に許してはならぬ pic.twitter.com/49vmZiw92Z
— 和田 政宗 (@wadamasamune) July 10, 2019
暴行事件についてはCBCテレビ(中部日本放送)が公式ツイッターで候補者に対し「売名行為」と揶揄し、選挙終了後に謝罪するなど、波紋が広がっていた。
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