令和4年2月10日、さいとう・プロダクションは令和3年9月24日に死去した漫画家のさいとう・たかを氏が正六位に叙せられたことを公表した。
さいとう・たかを氏は昭和11年に和歌山県で生まれ、昭和30年に貸本漫画家としてデビュー。代表作に『ゴルゴ13』『鬼平犯科帳』などがあり、生前に紫綬褒章、旭日小綬章を受章している。
この度、故 さいとう・たかをが、生前の功労を称えられ、位記・正六位に叙されました。 大変名誉ある叙位を賜われたこと、スタッフ一同、心より誉れと感じております。
今後とも、さいとう・プロダクションを宜しくお願いいたします。 pic.twitter.com/u4Lsvs5WfK
— さいとう・プロダクション (@saitoproduction) February 10, 2022
「叙位」とは
わが国において位階を授ける「叙位」制度は、聖徳太子が定めたとされる「冠位十二階」に発するもので、元々は律令制における官人(役人)の序列を示すものだった。
これが明治時代以降、勲章や褒章を授ける叙勲と並ぶ栄典制度として維持された。叙勲と違って叙位は原則的に故人に対して行われている。
なお「正五位」以下は、内閣が天皇陛下に上奏し、陛下の裁可を得て内閣が授与することとなっており、これを「奏授」と呼ぶ。
選報日本/編集部
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