「日本はすでに戦時下」陸上自衛隊元幹部が憲法改正を求める

安全保障
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令和5年5月3日、憲法改正運動を進める「美しい日本の憲法をつくる福岡県民の会」が主催する憲法フォーラムに元陸上自衛隊東部方面総監で元陸将の渡部悦和わたなべよしかず氏が登壇し、『日本はすでに戦時下にある〜急ぐべき憲法への自衛隊明記〜』と題して講演した。

渡部元陸将はロシアによるウクライナ侵略戦争について、「ロシアのプーチンは世界に超限戦を仕掛けている。これは邪悪な戦争だ」と強く非難。「それに対してウクライナのゼレンスキー大統領は超・超限戦を戦っている」とし、優れた指導者として高く評価した。

超限戦とは、中国人民解放軍の軍人による造語で「目的のためには、手段を選ばず、制限を設けず、あらゆる可能な手段を採用して目的を達成する」「自由民主主義諸国が重視する基本的な価値観を無視し、あらゆる境界を超越する戦いを推奨する」戦争戦略だ。

また、渡部元陸将は「残念なことに、日本の保守派がロシアの情報戦に侵食されている」とし、一部保守派による親露的言動に警鐘を鳴らした。

中国や北朝鮮がすでに日本に対して超限戦を仕掛けていることにも触れ、「日本は賢く強靭な国家を目指すべき。そのために憲法改正は一丁目一番地だ」と訴えた。

福岡市で開催された憲法フォーラムには、市民ら100名以上が集まった。

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