1月13日、前大阪市長・橋下徹氏が福岡で講演会 投資顧問会社社長が主催

わが国で初めてクレジット決済を活用した投資顧問契約を導入した投資顧問会社「株式会社アイリンクインベストメント(本社:福岡市)」の創業社長であり、日本維新の会公認候補として参院選や県議選に出馬経験もある岩本壮一郎氏(写真・左)が、日本維新の会の創設者・橋下徹氏(前大阪市長)を福岡市に招いて講演会を開催する。

今回は講演会開催の直前に、その意気込みを聞いた。

岩本壮一郎氏(アイリンクインベストメント社長)インタビュー
聞き手:『選報日本』編集主幹 本山貴春

Q.福岡市で橋下徹氏(前大阪市長)の講演会を開催する理由を教えて下さい

橋下徹さんの話を、福岡の人により広く聴いていただきたいです。

私が思うに橋下さんはリアリスト(現実主義者)です。つまり、目の前の問題を解決することについて、ただ理想を言うのではなく、実現に向けたプロセスまで考えて行動できる人だと思います。

理想を言うだけなら誰でも簡単にできると思うんですよね。「こういうふうになったら良いなあ」とか。

例えば、「教育改革したいな」とか。ただ、それをするにあたって教育委員会の反発は必至で、あらゆる反発が出てくると思うのですが、橋下さんはそれを計算して、反発を潰しに行って物事を実現する能力がある人です。

だから、橋下さんが大阪府市でやろうとした基本政策の殆どは実現したんじゃないでしょうか。

また、政治家には「政治家であること」を目的にして活動を続ける人と、政治家であることを目的達成の手段とする人と2パターンあると思うんです。後者は議員の椅子にしがみつかないということです。

橋下さんの、(大阪市長の)辞め方もそうですが、スパッと辞めたじゃないですか。あれを見て、やっぱりそうなんだな、と。

もし市長の椅子のためにするんだったら、自分が市長であり続けたいがために、話を変えたり、曲げたりすると思うんですけど、橋下さんは「(大阪都構想の)住民投票をやります。僕はこれがやりたいんだ。もしこれで負けたら辞めます」と言って、勝負に出ることができる。

それは男としてカッコイイなと。

僕も色んな政治家を見てきましたが、そういう政治家は1割もいないと思っているんですよ。だからこそ、ああいう人にもう一度政治の世界に戻って欲しいなと思っています。

今回の講演会で橋下さん本人は「政治的な内容は話さない」と言っていますが、大阪でやってきた改革のことなどを交えた話はしていただけると期待しています。

僕も過去何度か橋下さんの講演を聴いていますが、「子どもたちの世代」や「日本の未来」に関するお話が非常に多いんです。そんなお話は是非、福岡の人たちに聴いて欲しい。

Q.橋下徹氏は近著『政権奪取論』で「維新(の会)は失敗だった【*1】」と書いていますが、どう考えますか?

僕も「維新は失敗だった」と思います。

正確には「維新は失敗だった」と言うより、(維新の会に所属する)政治家の何割が、「政治家であり続けたい」と考えてしまう議員なのか。そういう人たちは必ずいますが、そればかりになってしまうと失敗なんです。

「自分は政治家であることが目的なのではなくて、政治家であることを手段としてコレを成し遂げたいんだ」と考える議員が半分でもいれば、それは成功だったと思うんです。

僕の印象では、地域政党としての大阪維新の会【*2】は、少なくとも半分は議席を手段と考えるタイプです。

しかし(国会議員を中心とする)日本維新の会【*3】では、結成した時に民主党(当時)から流れてきた人など、議員であり続けたいがために維新の名前を利用しようと入り込んで来た人たちがたくさんいました。

そうすると「ガラクタばかりになってしまった」というのが橋下さんの意見なんです。だから「維新が失敗だった」というのは政策が失敗だったということではなく、(所属議員の)人選ミスだったということなのかなと。

それは大阪以外の(維新会派の)地方議員も同じで、僕が「維新の基本政策である改革をやりましょうよ」と言っても、やらないんですよ。

本当に自分の信念をもって政治をやろうとすれば、自ら何かしら発信する筈ですが、そういうこともしない。そういう意味では、各地にある維新会派も同じなんです。

僕も過去には同じ維新の看板を掲げて選挙を戦い、落選した身としては、当選した人たちに意志を引き継いでやってもらわないと悔しいじゃないですか。それは僕の感情論かもしれませんが、メチャクチャ悔しいんですよ。

維新が大阪でやっていたような身を切る改革を少しでもやっていたら、有権者の支持は得られる筈なんです。

【*1】橋下徹氏は『政権奪取論 強い野党の作り方』(朝日新書・平成30年9月刊行)の中で、「維新とはベンチャー野党。創業というスタートアップには成功したけれど、国政政党としてさらに成長し、自民党と張り合える党になったかというと、失敗だったと言わざるを得ない」と書いている。
【*2】大阪維新の会は、橋下徹大阪府知事(当時)と自民党を離党した地方議員が平成22年に結成した地域政党。現在、大阪府・市議会では単独与党会派。全国の自治体に首長8名、地方議員170名(30年末現在)の勢力。
【*3】日本維新の会は、大阪維新の会を母体とする国政政党(野党)。平成24年に結党。現在の党代表は大阪維新の会と同じく、松井一郎大阪府知事が務めている。共同代表は片山虎之助参院議員。所属国会議員数は22(衆院11、参院11)名。

▼橋下徹氏の講演会に関する情報はこちら(終了)

橋下徹Talk Live「次世代のために今できること」@福岡
日時:2019年1月13日(日曜日) 13時00分開場
 場所:ももちパレス(県立ももち文化センター大ホール)
内容:
  第1部14時00分開演 岩本壮一郎
  第2部14時30分開演 橋下徹
主催:一般社団法人日本金融経済教育機構

岩本壮一郎(いわもと・そういちろう)/昭和55年生まれ。福岡市立脇山小学校卒。平成24年、橋下徹氏が塾長を務めた維新政治塾1期生。現在、株式会社アイリンクインベストメント代表取締役兼CEO。早良区保護司、青年会議所会員、一般社団法人理事長。2児の父。趣味は九州王朝史跡巡りと釣り。

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