自民党の二之湯智参議院議員(京都府選出)の政治資金管理団体が「組織活動費」(※)としてスナック代を支出していたことがわかった。
※【組織活動費】政治活動費に含まれる。当該政治団体の組織活動に要する経費(選挙に関するものを除く)で、例えば、大会費、行事費、組織対策費、渉外費、交際費の類とされる。
スナック代を支出していた政治資金管理団体の名前は「新政経懇話会」。事務所所在地は「自民党京都府参議院選挙区第三支部」と同じである。両団体とも二之湯議員が代表を務めている。

筆者が京都府のHPで公開されている「新政経懇話会」の収支報告書を調べたところ、平成31年1月25日に組織活動費として松山市の「妹妹」という店舗に27,500円を支出していた。支出目的は「飲食代」となっている。
▽京都府選挙管理委員会
www.pref.kyoto.jp

「妹妹 松山市」でGoogle検索したところ「スナック妹妹」でGoogleマップ等に登録されていた。また「全日本スナックナビ」というスナック情報サイトにも「スナック妹妹」として登録されていた。

スナックは遊興の場であって、「政治活動」としてふさわしい場所ではない。国会議員のセンセイは政治資金からスナック代を支出することに国民の理解を得ることができないことがわからないのか。
最近では公明党衆議院議員だった遠山清彦氏が、緊急事態宣言の発令中に深夜まで銀座のクラブに滞在していたほか、政治資金からキャバクラ・スナック計4軒に約11万円を支出していたことがわかり、議員辞職に追い込まれた。
二之湯議員による政治資金からのスナック代支出についても不適切な支出として批判が起こりそうだ。
追記(3月12日)
京都府選挙管理委員会に情報公開請求をおこない、「妹妹」が発行した領収書を入手したので掲載する。

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