こんな時代だからこそ知っておきたい ダライ・ラマ法王による7つの金言

「金言」という言葉がある。金言とは「金のように価値の高い言葉」「格言」またはブッダの口から説かれた尊い言葉、「金口(こんく)」を意味する。

今年、チベット仏教の最高権威であるダライ・ラマ法王の発言を集めた書籍が相次いで刊行された。なぜいま、ダライ・ラマなのか。書籍に収録された法王の発言のいくつかをピックアップして、その背景に迫りたい。

ダライ・ラマ法王とは?

まず、ダライ・ラマ法王の来歴を簡単に紹介しよう。

ダライ・ラマ法王14世は、チベットの精神的指導者だ。1935年、チベット東北部の農家に生まれ、2歳の時にダライ・ラマ法王13世の生まれ変わり(転生者)と認定された。

歴代ダライ・ラマは観音菩薩の化身と信じられている。仏教において、人は悟りを開くと輪廻転生しなくてもよくなる。いわば現世は修行の場というわけだ。しかし悟りを開いてもなお、人々を救済するために転生してくる存在がある。そのような存在を菩薩と呼ぶ。

1949年から翌年にかけて中国共産党がチベットへ軍事侵攻。1954年に法王は北京を訪問し、毛沢東など中国共産党指導者と和平について会談した。しかし1959年、ラサにおけるチベット人たちの蜂起を中国共産党軍が弾圧し虐殺。それによりダライ・ラマ法王はインドへ亡命する。

チベットの自由を獲得するために非暴力による闘争を続け、1989年にノーベル平和賞を受賞している。

以上、ダライ・ラマ法王14世公式サイトを参考にした。

ダライ・ラマ法王 7つの金言

今年出版された『ダライ・ラマ英語スピーチ集』(集広舎刊)から、7つの金言をピックアップしたい。

どんなにむずかしくても楽観的にならなければなりません(11P)

信頼し、友情を抱く人々が自分の人生の一部になっていれば、あなたの人生は成功だったといえるでしょう(15P)

大きな「われら」として行動するべき時代です。世界全体が「われら」の一部であり、自分の延長なのです(25P)

怒りはどんな感情にも増して、こころの平和を乱すものです。怒りは現実を直視する力も奪います(47P)

むずかしいことがあってもいつも希望を持ち、必ず乗り越えられると信じて、楽観的な気持ちを失わないこと。そういうこころがけが内面の強さと自信につながります(57P)

どんな人も幸せを求めており、苦しみを乗り越えていく権利があります。このことを理解すると本物の気遣いの感覚を育んでいけます(61P)

人として与えられた知性を適切に賢く使い、こころを穏やかに保ちなさい。そうすれば、どんな状況でも幸せでいられますし、役立つ存在になれます。それを目指して生きていくのです(65P)

英語と日本語の対訳で金言を読む

『ダライ・ラマ英語スピーチ集』(集広舎刊)では上記のようなダライ・ラマ法王の言葉を英語と日本語の対訳で読むことができる。世界中で、英語でスピーチする法王の言葉はわかりやすく、深い。

英語を学ぶためにも、人生を考察するためにも、一読されてはいかがだろうか。なお、書籍には生音声のCDも付録として付いている。

▽ダライ・ラマ英語スピーチ集 ― Be Optimistic! 楽観主義でいこう!

本山貴春(もとやま・たかはる)独立社PR,LLC代表。北朝鮮に拉致された日本人を救出する福岡の会副代表。福岡市議選で日本初のネット選挙を敢行して話題になる。大手CATV、NPO、ITベンチャーなどを経て起業。

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