いまチェックしておくべき話題はこちら!

乳がん専門医が患者のために「ダライ・ラマ法王」を招く理由

10月3日追記:ダライ・ラマ法王の来日は諸般の事情により中止との情報あり。ご了承ください。

平成29年11月、チベットの最高指導者であるダライ・ラマ法王猊下が来日することが決まった。法王猊下は東京、福岡、熊本で講演される。今回は福岡講演会を主催する、乳がん専門クリニック「黒木クリニック」の黒木院長に話を聞いた。

「ダライ・ラマ法王 仏教講演会」
主催者 黒木クリニック 黒木祥司院長インタビュー
聞き手:独立社PR,LLC代表 本山貴春

Q.黒木先生は乳がん専門クリニックの院長として、どのようなことをされているのですか?

乳がんは比較的治りやすい癌なのですが、治療をして良くなる方、悪くなる方、個人差があります。患者さんが病気と闘い、死の恐怖と闘って、色んな治療法が出てきたとはいえ、中には亡くなる方もいらっしゃいます。

医療だけではカバーできない、心の苦しみや葛藤は、他の手段でサポートしてあげないといけないという思いから、クリニックの隣に「養生カフェ ことほぎ」と「黒木がん研究所」というものを作りました。

そこでは患者さんがヨガを習ったり、写経をしたり、お茶会をしたり、色んなイベントをしながら、心の負担をできるだけ軽くする取り組みを行っています。

私も長年、九州大学病院の医師として乳がんの治療をしてきたのですが、大学病院ではそういうことは中々できません。ですから、開業してからは大学病院ではできないことを試しています。

その一環として、今度ダライ・ラマ法王様をお招きして、講演をしていただき、乳がんの患者さんの心が軽くなるようなお話をしていただくことになりました。

Q.黒木先生は、仏教と元々ご縁があったのでしょうか?

福岡市東区の名島に「九州大学仏教青年会」という学生寮があり、九州大学の学生4年間はその寮に入っていました。実家が寺院だったわけではなく、先輩の紹介でした。

仏教青年会の学生寮では、毎週お経をあげる時間があり、そこで般若心経をあげていました。寮には色んな学部の学生がおり、それぞれの専門分野を生かした社会活動も行なっていました。

医学部生であれば夜間診療や無料健康相談、僻地の巡回検診などです。法学部の学生であれば無料法律相談なども行なっていました。そのような社会活動を通じて、仏教の「奉仕の精神」を学ぶことが目的です。

それが仏教との出会いでした。

黒木クリニック 黒木祥司院長

Q.患者さんのケアに仏教の精神を取り入れられて、反応はいかがですか?

「病は気から」と申しますように、心が安定しないと病気も良くなりません。身体だけを薬などで治療するばかりでなく、心の方も支えにならねば、という思いで始めました。開業して今年で11年目になります。

写経等のイベントに参加して「心が落ち着いて良かった」という感想が多いようです。写経などで集中することで、「普段の悩みから解き放たれた」「スッキリした」と言って何度も参加される方もいらっしゃいます。

患者さん本人だけでなく、ご家族やお友達が一緒に参加されることもあります。癌という病気は家族の問題でもありますし、社会的な一面もあります。

今では治療しながら仕事を続けるような環境も整ってきているので、周りのサポートも重要になってきているわけです。

乳がんは比較的若い患者さんが多いです。

特に多いのは40代から50代です。その年代ですと仕事もありますし、まだ子供さんが小さい方もおられます。色々忙しい時期ですから、治療と、仕事や家庭を両立することは大変なことだと思います。

乳がんは定期検診の補助制度が整っているので、早期発見できることが多いです。自分で乳房を触ってシコリを見つけて、「もしかして」と思って検診に来られる方もおられます。

ですから他の部位の癌患者に比べると、現実を受け入れる患者さんが多いですね。

Q.いま、乳がんの患者さんは増えているのでしょうか?

はい、増えています。

乳がんというのは、月経のときに女性ホルモンが乳腺を刺激することで生じます。妊娠出産すると、授乳が終わるまで約2年間月経が止まりますので、そのぶん乳がんのリスクが下がるわけです。

いまは子供を産むとしても一人や二人が多く、未婚の方や晩婚の方も増えていますので、乳がんのリスクは増えていると言えます。ですから、福岡市のような都市部では乳がん患者が多いです。

ちなみに、欧米では70歳から80歳での乳がん罹患率も増えています。日本もだんだんそうなっていくと予想されています。食事などの環境因子が影響していると言われています。

Q.乳がんの予防にはどういったことが有効でしょうか?

規則正しく、ストレスの少ない生活です。とくに食生活が重要で、野菜を多めに、偏食を避けてバランスよく食べることです。やはりファストフードは良くありません。

仕事が忙しくて自炊が減り、コンビニ弁当で済ませたい人も多いでしょうが、あまり好ましくはありません。

Q.ダライ・ラマ法王にはどういったお話を期待されていますか?

私はまだ法王のお話を聴いたことがないのですが、妻が毎年のようにダライ・ラマ法王の講話を拝聴しています。

妻によると、法王のお話を聴くとすごく心が落ち着いてパワーをもらえるそうです。患者さんにもそんなパワーをもらって欲しいと思います。

滅多にない機会ですので、病気の方はもちろん、そうではない方にも幅広く聴いていただきたいですね。仏教の「生老病死」という考え方を、法王のお話から学んでいただけたらと。

チケット販売を始めて間もないですが、すでに大きな反響をいただいています。患者さんだけで200名のお申し込みがありました。かなり大きな会場を用意していますが、きっと席は埋まるのではないかと思います。

▽11/14(火)ダライ・ラマ法王仏教講演会(福岡サンパレス) 
 詳細はこちら www.tibethouse.jp

▽乳腺・甲状腺疾患専門外来 黒木クリニック
http://kuroki-clinic.com

10月3日追記:ダライ・ラマ法王の来日は諸般の事情により中止との情報あり。ご了承ください。

関連記事

  1. これを知っていればあなたも選挙通!?選挙の専門用語8選

  2. 稲田防衛大臣の辞任にみる戦後体制のウソと矛盾

  3. 第二次世界大戦はスパイ戦争だった!?おそるべき共産主義の陰謀

  4. 希望の党が公約に掲げた「ベーシックインカム」って何?

  5. なぜ北朝鮮に拉致された国民を救えないのか 日本政治に欠けているもの

  6. 荒野に近代都市を建設した「南満州鉄道」は物凄い企業だった!

  7. 日本独立戦論:われらは誰の奴隷なのか

  8. ほとんどの国で「外国人参政権」が認められていない理由とは

  9. 長時間労働やサービス残業が日本の経済成長を妨げ、日本人を不幸にした

人気記事

PAGE TOP