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新卒向け会社説明会でブラック企業を見分ける5つのポイント

大学生にとって、就職活動はその後の人生を決めると言っても過言ではない大イベントである。大卒の生涯年収の平均が三億円であることを考えると、就職活動は数億円単位の買い物と言って良い。

就職活動を経験した筆者の経験だが、殆どの学生が共通して恐れていることがある。

それは、ブラック企業に就職してしまうことだ。
 
そこで、今回、就職活動で身につけたブラック企業の見極め方を紹介したい。就職活動は友人とのチーム戦でもある。筆者自身、就職仲間とブラック企業リストをつくりあった経験から、ブラック企業の恐れがある企業説明会の共通点を厳選した。

これを読んだ学生が、企業選びの参考にしていただければ幸いである。また、ホワイト企業の採用担当者が見られる場合は、参考にしていただいて、少しでも学生に誤解されない説明会にしていただくことで、貴社の魅力を伝える説明会にしていただきたい。

①具体的なデータを出さない

その企業の労働環境がホワイトなのかブラックなのかを表すデータがある。具体的には、新卒離職率や平均残業時間だ。例えば新卒離職率が平均より高ければ、それだけ労働環境が厳しいと言って良い。

そのようなデータを出さない企業はなにかやましいことがある可能性が高い。もっと言えば、売り手市場の昨今、学生は「疑わしきは有罪」の気持ちで臨んだほうが良い。同時に、企業にとってはデータを出すことでライバル企業との差別化を図れるということでもある。

②企業理念や耳障りの言いことだけ言って、その仕事のきついところを言わない

「仕事は充実感に溢れていて、素晴らしい場所だ」などという甘い話しがあるわけがない。これは、サークルなりスポーツなり、好きなことに一所懸命に打ち込んだ経験のある学生ほど共感していただけるのではないか。

どんなに自分の好きなことをしていても、きついことは伴う。学生は、二十数年しか生きていないとは言え、それくらいは経験する。おそらく、これは仕事にも言えることだろう。
 
ところが実際、「我が社はやりがいに溢れている」としか言わない説明会も存在する。就活生は是非耳障りのいい言葉にだまされないようにしていただきたい。

仕事の心得と称する精神論(もちろん、精神論の全てを否定するつもりはない)や、仕事で得られた感動などを語り出す説明会は、要注意だ。

③企業説明会に社員が一人しか来ない

人手不足と騒がれる昨今、採用活動のやる気がないのかと疑われる。または、採用活動に人を割くことが出来ないほどの人手不足(=入社した場合、負担が凄まじい)である可能性がある。

もちろん、これは会社の規模や時期によってはその限りではない。内定辞退が本格化し、二次募集が始まる8月以降は、そもそも採用人数が少なかったり、そもそも就活生が少ないことも多々ある。そのため、説明会に参加する社員が少ないことも多い。

逆に、説明会で役員クラスを出してくる企業は、採用活動にやる気があり、人材を求めていると言える。

④メールを送る時間帯が遅い

これはそもそも、説明会の前段階で判ることだが、企業から返信や案内のメールが来た場合、その時間に注意してみた方が良い。定時を過ぎていた場合、当たり前だがその社員は残業している。終業時刻から逆算して、残業時間を割り出してみるとよいだろう。

⑤社員の平均年齢の若さを全面に押しだす

社員の平均年齢が若いと言うことは、必ずしもプラスではない。社員の平均年齢が若いということは、新卒社員を大量に採用して、大量に退職していることが原因である蓋然性が高い。

もちろん、ベンチャー企業や若い会社などでは、その限りではない。

しかし、わざわざ、説明会で「弊社は若さが売りです!」、「フレッシュです!」、「年が皆さんと近いからアットホームです!」などということしかセールスポイントがない時点であやしい。ひょっとすると、それ以外に魅力がないのかも知れない。

終わりに

これらのことは、同じゼミの仲間や、先輩、サークル、地元の友達と実際に話し合っていたことである。企業の皆様には、是非、学生は集合知で就職活動をしていることを頭に入れていただきたい。

また、就職活動を控える学生さんは、友人と一緒に就活を乗り切ってほしい。その方が、遙かに有意義な就職活動になるはずだ。

その予備知識としてこの記事を読んでいただければ本望である。

齋藤元孝(さいとう・もとたか)/平成6年生まれ。北九州市立大学法学部政策科学科在籍。2009年、当時中学3年生の時に迎えた政権交代に衝撃を受け、政治に興味を持ち始める。知行合一をモットーに、現場に入って学ぶことを重視する。現在、救う会などの社会運動にも参加している。

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