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これを知っていればあなたも選挙通!?選挙の専門用語8選

選挙事務所の手伝いをするようになると、さまざまな業界用語が飛び交う。前回の選挙用語解説に続き、今回はすこしマニアックな選挙用語を紹介していきたい。

【ドブ板選挙】(どぶいたせんきょ)

地域に密着して、一軒一軒有権者に支持を求めて回る選挙手法のこと。徹底的な地上戦(地上戦については後述)が要求される。かつて、田中角栄は「戸別訪問3万軒、辻説法5万回」、「歩いた家の数しか票は出ない。手を握った数しか票は出ない」と言い、自派の候補にどぶ板選挙を推奨したという。

【地上戦】(ちじょうせん)

戸別訪問やミニ集会・個人演説会など、有権者との触れ合いを中心に行う選挙活動のこと。固定票の獲得に有効。地上戦を行う候補は、対義語は空中戦で、ネット選挙や街頭演説など、浮動票を取りに行く選挙戦略。ドブ板選挙とセットで使われる。

【案山子】(かかし)

比例票の掘り起こしのために、選挙区に当選する見込みがないのに、政党が選挙区に立候補させた候補者のこと。選挙区で候補者を立てると比例票が伸びることが一般的である。野党共闘が行われる前に、共産党が勝てる見込みのない選挙区に大量に候補者を擁立していた理由は、比例票の掘り起こしのためだと言われる。

【箱乗り】(はこのり)

助手席から上半身を大きく乗り出す乗り方。とても危険。本来、暴走族が乗の乗り方であるが、選挙では候補がよくやる乗り方である。また、以前SPが護衛目的で箱乗りをして、話題になったこともある。なお、選挙では鈴木宗男の箱乗りが有名。

【桃太郎】(ももたろう)

歩行遊説のこと。はちまきを巻いたり、のぼりを立ててねりあるくことが多く、その姿が童話の桃太郎に似ていることからこの名前がついた。なお、あまり人が多すぎると気勢を張る行為として、公職選挙法違反になるので注意が必要。

【カラス】(からす)

選挙カーに乗ってしゃべる女性を「ウグイス」と言うことは有名である。しかし、男がしゃべると「カラス」と区別する。なお、男のむさ苦しい声に需要があるのかと思う読者も多いだろうが、候補者は男性が多いため、影武者としての需要があるようだ。

【夕立ち】(ゆうだち)

夜の帰宅時間帯に駅前などの交通量の多い場所に立って、チラシを配ったり挨拶したりすること。軍事が好きな人には、ソロモンの悪夢と言われた駆逐艦が、ゲームが好きな人には別の駆逐艦を思い出しそうっぽい?

【実弾】(じつだん)

買収のために配る現金のこと。昔は普通に使われていたそうだが今では買収は即逮捕になる行為。ただし、地域差があるようで、筆者が福岡県の某市で選挙の応援には入ったときは、対立候補が実弾を使用していた。そのときに、「相手陣営、今時、実弾使っているんですね…」と聞いたら、地元のスタッフに「え?どっちの??」と返されたことは、今となっては良い思い出である。

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齋藤元孝(さいとう・もとたか)/平成6年生まれ。北九州市立大学法学部政策科学科在籍。2009年、当時中学3年生の時に迎えた政権交代に衝撃を受け、政治に興味を持ち始める。知行合一をモットーに、現場に入って学ぶことを重視する。現在、救う会などの社会運動にも参加している。

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